News

今井達也(西武)は”ポスト山本由伸”一番手なのか? ここまで4試合、圧巻の投球を続ける

2024.04.20


今井達也(西武) ※写真は過去の取材より

西武の今井 達也投手(作新学院出身)が、19日の楽天戦で先発し、7回を投げて5安打1失点で今季2勝目をマークした。3月29日に開幕投手を務めた開幕戦(対楽天)で挙げた勝利以来となったが、パ・リーグ投手部門をリードする役目として開幕ダッシュに成功している。

ここまで4試合に登板、2勝0敗。28回を投げて、奪った三振は34。奪三振率は10.93にも上る。失点はわずか3で、自責点は2。防御率は0.64と、抜群の安定感を誇っている。

パ・リーグ投手部門では、勝ち星と防御率でオリックス・エスピノーザ(3勝、防御率0.45)とトップ争いを演じ、勝率10割はトップタイ、三振数では単独のトップと、投手タイトル部門をけん引している。このペースを保つことができれば、ドジャースに移籍した元オリックス・山本 由伸投手(都城高出身)の「後継者」として、「投手四冠獲得」に一番近い存在としてクローズアップされてきそうだ。

今井は現在、180センチ、82キロ。2016年ドラフト指名直後は70キロだった体重は、10キロ以上も増えた。下半身はもちろんのこと、上半身もがっちりとした体づくりに成功。作新学院(栃木)時代は体いっぱいを使って150キロをマークしていたが、今や、軽々と150キロを投げられるまでになった。サイズアップの成功は、最速159キロにつながるなど、確実に結果に結びついている。

開幕投手としてスタートを切った2024年シーズン。夏の甲子園優勝右腕でもある8年目の今井が大きく飛躍しそうな予感がしてきた。

<関連記事はこちら>
・山川vs.甲斐野の”因縁の対決”が実現! プライドを懸けた戦いは、甲斐野が見逃し三振を奪う!
・西武の開幕投手は初の今井達也、現役の甲子園優勝投手で5人目の大役
・人的補償で西武移籍・甲斐野央に心強い仲間! 先発の柱・松本航との「深い縁 」

 

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.01

【春季埼玉県大会】プロ注目石塚、大会1号!優勝候補筆頭・花咲徳栄が15安打で東農大三に勝利!

2024.05.01

【福島】聖光学院と福島商が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.01

【兵庫】報徳学園、須磨翔風などが順当に夏の第1シード獲得!昨秋ベスト4の長田、滝川二はノーシードに

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける