オリックスがキャンプメンバー発表 1軍スタートの育成5投手が山本由伸に代わるジョーカーとなるか
佐藤一磨、才木海翔
パ・リーグ4連覇へ、2023年シーズンを戦うオリックス。26日にキャンプメンバーが発表され、1軍36人、2軍41人に振り分けられた。エース・山本由伸投手(都城出身)がメジャーへ移籍して、誰が山本に代わってチームを支えるのか。投手陣の真価が問われる1年で、投手の中に育成選手5人が1軍キャンプに招集された。
全選手が期待されるなか、2年目を迎える才木海翔投手(北海道栄出身)の期待値は大きいだろう。今回の2023アジア・ウインター・ベースボール・リーグで大活躍。最速155キロの剛速球で最多タイとなる5セーブ、防御率0.00をマークしたことで、球団関係者を中心に注目を集めた。期待が高まる中で2度目のキャンプは1軍スタート。ここで結果を残し、支配下への道を切り開きたい。
ファームで結果を残していた5年目・佐藤 一磨投手(横浜隼人出身)も1軍キャンプ。2年目までは計8試合の登板に留まっていたが、2022年で19試合に登板してきっかけをつかむと、2023年はリーグ3位にあたる96回に登板。8勝で最多勝、さらに優秀選手賞を獲得する活躍をみせた。1軍キャンプで迎える育成5年目、このチャンスを逃すわけにはいかないところだろう。
さらに、ケガなどの影響で育成選手になっていた21年のドラ1・椋木 蓮投手(高川学園出身)。さらに、中学時代はU-15代表を経験した中田 惟斗投手(大阪桐蔭出身)。そしてソフトバンクに、兄・晃がいる川瀬 堅斗投手(大分商出身)も1軍キャンプスタートだ。
宮城大弥投手(興南出身)、山下舜平大投手(福岡大大濠出身)など、既に期待されている投手たちは、もちろん注目だ。だが、今回の1軍キャンプに招集された育成5投手がジョーカー的活躍を見せれば、4連覇の道も見えるのではないだろうか。
<オリックス 春季キャンプメンバーA班(一軍)>
【投手】
山下舜平大
東晃平
宮城大弥
宇田川優希
曽谷龍平
山崎颯一郎
村西良太
吉田輝星
斎藤響介
前佑囲斗
横山楓
小木田敦也
鈴木康平
佐藤一磨
中田惟斗
川瀬堅斗
才木海翔
椋木蓮