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日本ハムの18年ドラフト組では、2位野村と4位万波が主軸へと成長

2023.09.30


10月26日にドラフト会議が開催される。野球界では、「ドラフトの成否は5年、10年経たないと分からない」とよく言われる。今シーズンが5年目のシーズンとなる2018年ドラフト指名選手たちは、どのような状況なのだろうか。球団別で振り返ってみたい。

日本ハムは2018年のドラフト会議で根尾 昂投手(大阪桐蔭出身=現・中日)の抽選を外し、外れ1位で交渉権を獲得したのが吉田 輝星投手(金足農出身)だった。

吉田はルーキーイヤーの6月に1軍で初登板、初先発、初勝利をマークする素晴らしいスタートを切るも、2年目以降は伸び悩んだ。2年目、3年目は未勝利に終わった。しかし4年目の昨シーズンは主に中継ぎとして51試合に登板し2勝3敗、防御率4.26と成長した姿を見せた。さらなる飛躍を期待された今シーズンは再び低迷。ここまで1軍では3試合に登板しているが2試合で失点。防御率9.00と結果を残すことができていない。

投手は吉田の他にドラフト3位で生田目 翼投手(水戸工出身)、同7位で福田 俊投手(横浜創学館出身)を指名した。福田は2年目に中継ぎとして30試合に登板するも、以降は登板が少なかった。そして迎えた今シーズンは8月4日のソフトバンク戦ではプロ初勝利もマークするなど、ここまで26試合の登板でなんと無失点。大きな飛躍を遂げている。ドラフト5位の柿木 蓮投手(大阪桐蔭出身)は現在、育成契約選手として汗を流している。

野手ではドラフト2位の野村 佑希内野手(花咲徳栄出身)と同4位の万波 中正外野手(横浜高出身)が主軸となった。野村は故障が多く、年間を通じて1軍出場することができていなかったが、今シーズンはすでに規定打席に到達。キャリアハイとなる13本塁打を放っている。一方の万波も今シーズン初めて規定打席に到達。25本塁打を放っておりパ・リーグのホームラン王争いに参戦中だ。また守備面でもレーザービームを多く見せるなど外野のレギュラーを完全に奪取した。

ドラフト6位の田宮 裕涼捕手(成田高出身)はここまで目立った成績を残すことができていない。

<2018年ドラフト>

1位:吉田 輝星金足農
2位:野村 佑希花咲徳栄
3位:生田目 翼(水戸工ー流通経済大ー日本通運)
4位:万波 中正(横浜高)
5位:柿木 蓮大阪桐蔭)※現在は育成契約
6位:田宮 裕涼成田高)
7位:福田 俊(横浜創学館ー星槎道都大)
育1位:海老原 一佳(創価ー創価大ー富山GRNサンダーバーズ)※すでに現役を引退

※数字は2023年9月29日終了時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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1 Comment

  1. 鈴木比奈子

    2023-10-06 at 3:41 PM

    同じ秋田市出身、現在は横浜市に住んでいるが、吉田輝星来年こそ頑張れ、エスコンまで応援に行くよ。万波中正、来年こそはホームラン王、野村佑希怪我無く頑張れ、日本ハム優勝期待している。

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