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大阪桐蔭23人を含め、近畿のセンバツ代表7校OBの43人がNPBに

2022.02.15

大阪桐蔭23人を含め、近畿のセンバツ代表7校OBの43人がNPBに | 高校野球ドットコム
藤浪晋太郎(大阪桐蔭出身)

 1月下旬に第94回選抜高校野球大会に出場する32校が決定した。その出場校のOBには現役のNPBやMLBプレーヤーも多くいる。代表校の現役OBにはどのような選手がいるのか。地区ごとに確認してみたい。

 近畿地区は昨秋の明治神宮大会で大阪桐蔭(大阪)が優勝したことから1枠増加され今大会では7枠となった。選出されたのは、大阪桐蔭和歌山東(和歌山)、天理(奈良)、金光大阪(大阪)、京都国際(京都)、市和歌山(和歌山)、東洋大姫路(兵庫)の7校だ。

 大阪桐蔭は今年39歳となるベテランの中村 剛也内野手(西武)から、高卒ルーキーの池田 陵真外野手(オリックス)まで23人(育成含む)が今シーズンNPBでプレー。1軍での実績がありながら昨シーズン苦しんだ平田 良介外野手(中日)、中田 翔内野手(巨人)、藤浪 晋太郎投手(阪神)は復活を期するシーズンとなる。

 高卒4年目のシーズンを迎える根尾 昂内野手(中日)と藤原 恭大外野手(ロッテ)は勝負のシーズン。藤原は背番号が「1」に変更となった。心機一転レギュラー取りを目指す。

 近畿大会準優勝の和歌山東津森 宥紀投手(ソフトバンク)が唯一のドラフト指名選手。ベスト4の金光大阪吉見 一起投手(元中日)が2020年シーズンで現役を引退。陽川 尚将内野手(阪神)が現在、唯一のNPBプレーヤーだ。

 もう1校のベスト4である天理西浦 直亨内野手(ヤクルト)と中村 奨吾内野手(ロッテ)がチームの主力になった。森浦 大輔投手(広島)、太田 椋内野手(オリックス)、そしてドラフト1位ルーキーの達 孝太投手(日本ハム)と3人がここ数年でプロ入り。とくに森浦は昨シーズンルーキーながら54試合に登板し中継ぎの一角として結果を出した。

 京都国際は2013年の曽根 海成内野手(ソフトバンク育成3位/現広島)以降6人の選手がドラフト指名されている。昨年のドラフト会議でも中川 勇斗捕手が阪神から7位指名を受け、3年連続でドラフト指名選手が誕生した。

 市和歌山はチームの顔でもある川端 慎吾内野手(ヤクルト)と益田 直也投手(ロッテ)に、小園 健太投手(DeNA)と松川 虎生捕手(ロッテ)のドラフト1位ルーキーが加わった。ルーキー2人は今春季キャンプで1軍スタートを勝ち取った。紅白戦やオープン戦で結果を出し爪痕を残すことができるか注目が集まる。

 東洋大姫路は松葉 貴大投手(中日)、原 樹理投手(ヤクルト)、甲斐野 央投手(ソフトバンク)の投手3人に、岩田 幸宏外野手(ヤクルト育成1位)が加わった。まずは支配下登録を目指すことになる。

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【近畿地区7校】

大阪桐蔭(大阪)
中村 剛也内野手(西武)
平田 良介外野手(中日)
中田 翔内野手(巨人)
浅村 栄斗内野手(楽天)
江村 直也捕手(ロッテ)
藤浪 晋太郎投手(阪神)
森 友哉捕手(西武)
岡田 雅利捕手(西武)
香月 一也内野手(巨人)※育成契約
高山 優希投手(日本ハム)※育成契約
澤田 圭佑投手(オリックス)
山足 達也内野手(オリックス)
根尾 昂内野手(中日)
藤原 恭大外野手(ロッテ)
横川 凱投手(巨人)※育成契約
柿木 蓮投手(日本ハム)
正隨 優弥外野手(広島)
福田 光輝内野手(ロッテ)
中田 惟斗投手(オリックス)※育成契約
仲三河 優太外野手(西武)
徳山 壮磨投手(DeNA)
池田 陵磨外野手(オリックス)
松浦 慶斗投手(日本ハム)

和歌山東(和歌山)
津森 宥紀投手(ソフトバンク)

天理(奈良)
西浦 直亨内野手(ヤクルト)
中村 奨吾内野手(ロッテ)
太田 椋内野手(オリックス)
森浦 大輔投手(広島)
達 孝太投手(日本ハム)

金光大阪(大阪)
陽川 尚将内野手(阪神)

京都国際(京都)
曽根 海成内野手(広島)
上野 響平内野手(日本ハム)
早 真之介外野手(ソフトバンク)※育成契約
釣 寿生捕手(オリックス)※育成契約
中川 勇斗捕手(阪神)

・市和歌山(和歌山)
川端 慎吾内野手(ヤクルト)
益田 直也投手(ロッテ)
小園 健太投手(DeNA)
松川 虎生捕手(ロッテ)

東洋大姫路(兵庫)
松葉 貴大投手(中日)
原 樹理投手(ヤクルト)
甲斐野 央投手(ソフトバンク)
岩田 幸宏外野手(ヤクルト)※育成契約

(記事:勝田聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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