高山 優希選手 (大阪桐蔭)

高山 優希

都道府県:大阪

球歴:大阪桐蔭

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:180.0 cm

体重:70.0 kg

短評

観戦レポートより抜粋(2016年月日大阪桐蔭のエース・高山優希に触れたい。
href="http://www.hb-nippon.com/game/992016001">選抜後、腰の故障に苦しんでいたという高山だが、夏にしっかりと間に合わせてきた投球だった。ワインドアップから始動し、ゆったりと右足を上げていきながら、テークバックを大きく取って振り下ろす速球は、最速145キロを2球計測。といえば、聞こえは良いが、立ち上がりから130キロ~140キロ程度とこれほどストレートにスピード差のある投手もいない。これを意図的にやっているというより、まだリリースの感覚をつかみきれていないといえる。 高山はピンチになると、130キロ後半~140キロ前半と球速を高めていくが、できればランナーがいない時に圧倒した投球を見せていきたいところ。3回まで無安打の投球を見せたが、ランナーがいない時のストレートはやや甘い。そういう隙を
href="https://www.hb-nippon.com/tag-link?title=関大北陽&type=sp_team">関大北陽打線は見逃さなかった。 だが、トータルで振り返ると、1つ1つのボールの質はかなり高い投手であることは間違いなく、最速145キロを計測した2球はいずれも三振を奪った。そのストレートは間違いなくドラフト上位級。そして125キロ前後のフォーク、120キロ前後の横滑りするスライダー、110キロ前後のカーブの精度も高く、打者の手元で鋭く曲がっている。4回以降、何度もピンチを招いたが要所でうまくまとめるピッチングはさすがで、計11奪三振と、ドラフト候補として見応えのあるピッチングは魅せることはできた。 故障明けということで、あまり状態が上がらないと聞いていたが、想像以上に力強い投球だった。まだ完全に戻ったわけではない。高山の潜在能力から考えれば、こんなものではないと思っているので、勝ち進んでいけば、もっと迫力十分のストレートを投げ込む可能性は持っていただろう。3回戦で終わるのは本当に惜しい投手。この悔しさが次のステージでプレーするエネルギーになることを期待したい。
更新日時: 2016.07.22