境 亮陽選手 (大阪桐蔭)

境 亮陽

都道府県:大阪

球歴:大阪桐蔭

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:179.0 cm

体重:71.0 kg

ポスト根尾の呼び声高い右腕、打撃&俊足でもチームに貢献

 今センバツで史上初の2度目の連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)には、将来性豊かな1年生がいる。境 亮陽投手(1年)は投手としては最速142キロを投げ、打撃でも長打力が光る。「ポスト根尾」との異名もつくほどで、今後の成長が楽しみだ。  センス抜群の打撃が特徴だ。ふところが大きい構えで、バットの先がやや投手方向に向いている。手首が入り、やや始動が遅れそうだが、体の回転、キレ、スイングスピードで補っている。特に目を引いたのが、昨年秋の明治神宮大会のクラーク記念国際(北海道)で見せた右翼越えの本塁打。真ん中あたりに入ってきた甘い球だったとはいえ、鋭いスイングで放たれた打球が、中段近くまで飛んだ。球をバットに乗せて運ぶようなイメージなのか、フォロースルーが大きい。  秋季近畿大会準決勝の龍谷大平安(京都)戦では、「1番投手」で先発。実は中学時代に陸上のジュニア五輪に出場したほどのスプリンターで、100メートル自己ベストはなんと11秒6という。内野安打だけでなく、シングルヒットをいとも簡単に二塁打にする快足も披露するなど、打撃だけでなく走れるところもアピールしていた。  マウンドに登っても最速142キロを誇る。オーソドックスな上手投げ投手で、現状では野手の方が将来性はありそうだが、体ができてくれば投手としても大きく成長する可能性は秘めている。  岐阜出身で、学業でも上位だという。まさにOBの中日・根尾 昂投手の流れに乗っている。投げて、打って、走って。センバツの舞台で「三刀流」の活躍が見られるのか。
更新日時: 2023.02.03