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村上宗隆に追随できるか?2017年U-18代表の清宮世代の野手たちの現況に迫る

2020.04.28

 多くの世代に注目が集まるが、その中でも突出した注目度を浴びるのが「清宮世代」だろう。プロ入り前は清宮幸太郎早稲田実業-北海道日本ハム)だろう。

 しかしプロ入り後は村上宗隆(九州学院-東京ヤクルト)が逆転した。ハズレ1位で東京ヤクルトに入団した。

 1年目に1本塁打を放ち、2年目は36本塁打を放ち、ここまで通算37本塁打。今や「村上世代」になりつつある。

 そんな村上に追随する野手はやはり、2017年の高校日本代表の選手たちが中心になる。今回は2017年の高校日本代表の現況をお伝えしていきたい。

清宮、安田など代表野手の現況は?

村上宗隆に追随できるか?2017年U-18代表の清宮世代の野手たちの現況に迫る | 高校野球ドットコム

 清宮は高校通算111本塁打のスラッガーとして注目を集め、二度の甲子園出場と二度の高校日本代表。7球団の競合の末、北海道日本ハムに入団し、2年間で14本塁打を放っている。数多くの若手野手と比較しても長打力、コンタクト能力は突き抜けたものがあり、将来、打撃タイトルを狙える選手であることは間違いない。

 安田尚憲履正社ー千葉ロッテ)は清宮選手とともに注目された左の大型スラッガー。大会では34打数11安打、5打点の活躍を見せた。千葉ロッテ入団後、一軍ではまだ1本塁打のみですが、ファームでは2年目で19本塁打を放つなど、圧巻の長打力を見せている。

 中学に続いて二世代で侍ジャパン入りの増田珠横浜ー福岡ソフトバンク)。走攻守三拍子揃った大型外野手として活躍を見せた。福岡ソフトバンクに進み、昨年二軍で7本塁打53打点。初の一軍昇格も期待された。今年、来年には一軍定着も狙える選手だ。

 西巻賢二仙台育英ー東北楽天ー千葉ロッテ)の堅守の遊撃手として三度の甲子園に出場。代表ではセカンド。2試合連続セーフティバントを成功させたり、スラッガー揃いの代表選手の中で小技をしっかりこなせる貴重なプレーヤーでした。

 そして大学に進んだ野手でプロ入りの可能性が高いのは、古賀悠斗福岡大大濠ー中央大)だろう。高校2年まで本塁打を打てる遊撃手として活躍。そして2年秋から捕手転向。捕手経験0でしたが、努力を重ねて、二塁スローイングタイム1.8秒台の強肩を持ち味に高校生トップクラスの捕手へ成長。そして高校日本代表でも正捕手に定着。中央大でも正捕手と、大学日本代表候補入りを果たした。この世代では数少ない強打の捕手であり、経験値も豊富。来年には人気株になることは間違いない。

井上大成日大三ー青山学院大)も面白い。井上広輝(埼玉西武)の兄で、高校時代は強肩強打の三塁手として活躍。センバツ出場を経験し、高校日本代表の初戦では本塁打を記録。青山学院大に進む、2年秋は打率.340、2本塁打、9打点の活躍を見せた。高卒からプロ入りした櫻井周斗(横浜DeNA)も認める打撃センス、強肩で、さらに実績を重ね、プロ入りに近づけたい。

 そして2年生ながら日本代表入りした丸山和郁(前橋育英ー明治大)も突出した俊足を持っており、2年春は打率.318。大学選手権でも打率3割超えと順調にステップアップしている。

 ぜひシーズンが開幕して、さらにステップアップする1年になることを期待したい。

(取材=河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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