曲者揃いのオーストラリア相手にどんな戦いをすればいいのか?
9月7日、第29回 WBSC U-18 ワールドカップスーパーラウンド3日目。決勝進出の可能性が厳しくなった侍ジャパンU-18代表。今やることは目の前の試合を勝利することだ。そんなオーストラリア戦の見所を紹介したい。
曲者揃いのオーストラリア
南アフリカ戦以来の登板が期待される浅田将汰(有明)
ここまでの試合を振り返ると、西純矢(創志学園)、宮城大弥(興南)、飯塚 脩人(習志野)の登板が集中する展開だった。
今回のオーストラリア打線は、決して弱いとはいわないが、カナダ、韓国と比べるとパワー不足で、どの投手でも勝負できる。南アフリカ戦で無失点の好投を見せた浅田将汰(有明)、力投を見せる池田陽佑(智辯和歌山)、林優樹(近江)を投げさせて、8日の順位決定戦にすべてを注ぎたい。
オーストラリア投手陣はチャイニーズタイペイ戦で多くの投手を起用。日本打線が苦労しそうなムービングボールを武器にするウエイトが先発登板したことで、チーム一の速球派・ビドイスの先発が有力。140キロ後半の速球を投げ込むビドイスに対応ができるか。
オーストラリアは内外野の守備が堅く、球際も強く、勝負所の守備に関しては日本より上回っている。
また、場面に応じて継投策を行うチームで、かなり苦しむ戦いになることが予想される。
勝負は後半。どれだけ粘りに粘って、後半で突き放す試合展開にできるか。韓国戦を忘れて、ハツラツとしたプレーを見せることを期待したい。
(取材=河嶋 宗一)
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