U18ナンバーワンのバットコントロール!目指せ最多安打・熊田任洋(東邦)
バットコントロールの良さでは、代表選手ナンバーワンのショートストップ・熊田任洋(東邦)。岐阜青山ボーイズ時代は、ボーイズのオールスター大会ともいっていい「鶴岡一人大会」で、中日本選抜で出場するなど、中学時代から実績は豊富だったが、そこで感じていたのはトップレベルの選手との技術的な差だった。熊田は、トップレベル選手目指して練習を行い、東邦入学後は、同期の石川昂弥の飛距離に驚かされながらも懸命に努力を続け、1年夏からベンチ入りを果たす。1年夏から14打数7安打を記録し、2年夏までは1番打者、2年秋以降は4番打者として活躍を見せてきた。
熊田が活躍できる要因は、彼の打撃練習の取り組む姿勢をみればわかる。たとえば、ティーバッティングでは一球一球スイング軌道を確かめながらスイングを行い、またティーバッティングでも、バウンドしたものを打ったり、スタンドティーを打ったりなど、様々な種類に取り組んでいる。
熊田に打撃で意識していることを尋ねると、いかに自分の形で打てるかにこだわっているという。
そのため、タイミングの取り方も変えており、一時期はノーステップで打つ時期もあった。
代表入りして初実戦となった24日の駒大戦では、2試合合わせて、5打数3安打1四球と最も当たりをみせた。ボールの見え方が良く、どの打席でも芯に当てた打球を飛ばす。木製バットにしっかりと順応できていることがわかる。
現在は、ショートだけではなく、サード、セカンドの練習にも取り組む熊田だが、武器はそれだけではない。俊足も持ち味で次々と盗塁を奪うこともできる。
世界の好投手を打ち崩すために、日々研究を重ねる熊田が、世界大会では自慢のバットコントロールを発揮することができるか注目だ。
(記事=河嶋 宗一)
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