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決勝に進むのはどの2チーム?4校が勝つパターンを徹底予想!

2019.04.01

 第91回選抜高等学校大会は準決勝を迎えた。東邦は平成最初と最後の優勝がかかっており、残り3チームは初優勝がかかっている。決勝に進む2校はどのチームか?準決勝の見所を紹介していきたい。

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決勝に進むのは?写真:共同通信

第1試合 習志野vs明豊

 ここまで冷静な試合運びを見せる習志野。ポイントはここまで17回を投げて無失点に抑える飯塚 脩人につなぐことができるか。勝負勘が優れた小林徹監督ならば投入の場面は見誤らなそう。打線は打撃好調の角田勇斗などコンタクト力が高い選手が多い。好投手揃いの明豊だが、盗塁、ヒットエンドランなどで攻略していきたい。

 明豊は初戦の横浜戦以外は自慢の打線が爆発していないのが懸念材料だ。短時間の研究で習志野投手陣を攻略できるか。飯塚の速球、キレの良いスライダーに対応ができるか。

 両チームの投手力、守備力を考えれば、3,4点勝負の試合展開が考えられそうだ。習志野は粘り強い試合運びを見せるか。明豊習志野が追いつけないぐらいの爆発力を見せられるか。

第2試合 東邦vs明石商

 東邦は広島広陵戦から一気に打線が活気づいた。明石商の好投手・中森俊介水上桂のテクニックが長けた配球に対応ができるか。中森の懸念材料は準々決勝で161球を投げていること。中1日で準決勝の登板となれば、安定したフォームで投げる中森といえども影響は避けられないだろう。2回戦で思うようなピッチングができなかった宮口大輝は本来のピッチングができるか。ここまで少ない失点で勝ち上がった明石商も多少の失点は覚悟して臨むことになりそう。

 東邦はエースで3番の石川 昂弥は4試合目の登板が予想されるが、これまで見せてきた140キロ前後のストレートとキレの良いスライダーを外角に集める投球に加え、これまでの試合にはなかった武器を見出すことができるか。控え投手陣では右サイドの奥田 優太郎の投球がカギとなりそう。

 今のところ野球のきめ細かさ、完成度が高い明石商が有利に見えるが、東邦は持ち前の爆発力で広島広陵、筑陽学園といった総合力が高いチームを飲み込んできた。東邦が勝利するには打撃戦を制しての形になるのではないだろうか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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