お笑い芸人・吉村卓也が思う高校球児スター選手5人を徹底分析!
皆さんは、「夏」を感じる瞬間はいつですか?
Tシャツ一枚で出かけるようになった時。
サンダルを購入した時。
僕は靴下を脱いで、蒸れ蒸れの足の裏を見ると「夏が来たな」と思います。
こんにちは、吉村 卓也です。
今月も「スターを見つけ出せ!」お付き合いお願いいたします。
さて今回のコラムは、前回予告した通り。
僕が思う、高校球児スター選手達を徹底分析したいと思います!!
それではいきましょう、1人目のスター選手!
■清宮 幸太郎(早稲田実)
一塁手 右投げ左打ち 184センチ97キロ
清宮 幸太郎(早稲田実)
もう言わずもがなです。「清宮世代」なんて言われてますからね。
現在、高校通算100本塁打。歴代2位の成績を残しています。
記録からわかる通り、遠くへ飛ばす天性の能力を持っている選手です。
そんな清宮くんの魅力
・天性の長打力
・内もさばけるミート力の高さ
・柔と剛の両方を持っている
ザッとあげるとこの3点です。
インコースの打ち方がとにかく綺麗です。元巨人のスター選手、松井秀喜選手を彷彿とさせるスイングです。
そのスイングが出来るのも、彼の足腰の強さを持ってしてだと思います。
多少タイミングをずらされても体が開かない軸の強さは大きな魅力のひとつですね。
名声実力共に、今年のドラフト1位は間違いありません!!
ですがプロの世界は選手のレベルが違う。次元が違うんです。
その中でどれほどの結果が残せるのか…
命運をわけるのは「対左投手」だと思います。
天性のバッティングセンスを持っている清宮くんですが、左投手に対してはまだ対応しきれてないように感じます。
今後は、対左投手でのタイミングの取り方が課題だと思います。
左投手を克服した後の清宮くんにさらに期待ですね!
続いて。
安田 尚憲(履正社)
確実にドラフト1位でしょう。知名度は清宮くんより下ではありますが、今の実力は、僕はあまり差が無いと思います。
そんな安田くんの魅力をお伝えしますと
・恵まれた体格
・球足が長く伸びる
・修正力の高さ
の3つが挙げられます。まずは体格ですよね。高校生にして、一流プロ選手の体格です。
そして彼の一番の魅力は、「打球の球足が長く伸びる」こと!
これはなんぞや?と、ピンと来ない方もいますよね。
わかりやすく言うと長打力に繋がるのですが、安田くんの打った球は、グッ!グッ!っと二段階伸びていくんです。
毎年甲子園は一試合も欠かさず見ている僕ですが、こんな伸びる打球を打つバッターは一人も見たことがありません。
さらに安田くん、修正力が高い。
それが如実に出たのは日大三高戦、エース櫻井周斗投手に3三振をとられた後の第4打席、左フェンス直撃のヒット!!それまで右腰が開いていたのをうまく修正していました。
もともと左方向を意識したバッティング練習を重ねていた安田くんですが、試合の中での修正力は本当に見事でした。
続いて。
■櫻井 周斗(日大三)
投手 左投げ左打ち 177センチ 81キロ
櫻井 周斗(日大三)
プロ注目145キロ左腕の櫻井くん。スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球を持ち、その中でも鋭いスライダーが持ち味です。
そんな櫻井くんの魅力
・キレの良すぎるスライダー
・勝負強さ
・非凡な才能は投手だけじゃない
一番の魅力は何と言ってもスライダー。
投球を見ていて感じたのは、打者はスライダーを完全に読んでいる。なのに打てない。
わかっていても打てない、見たことのないスライダーという事です。
ウィニングショットとなる変化球を持っていて左投手ですから、プロでセットアッパーとして活躍しそうですね。
そして勝負強さ!上で紹介した清宮くん安田くんという2人の怪物との対決。
清宮くんから5連続三振、決め球は全てスライダーでした。
安田くんから3連続三振。
左対左は多少なりピッチャーが有利という見方はあるものの、この成績は素晴らしいですね。
そして櫻井くんはピッチャーだけじゃない!!
高校通算26本塁打のパンチ力もあります!センスの塊のようなシャープなスイングをするんですよね〜。
投打両方で、超高校級です。
ただ少し制球力が気になるので、夏までにどれだけ仕上がっているのか楽しみです!
続いて同じく日大三高
金成 麗生(日大三)
かなりレオ!!こりゃ西武が黙ってないでしょ(笑)
そしてこの体格…、かなりレオですよね〜(笑)
日大三のデカプリオと異名を持つ金成くんの魅力
・背筋力300キロ超
・投打の潜在能力
・パンチ力
何と言っても背筋力ですよね。でもこの背筋力って、野球をする上で本当に大事なんですよ。
長打力にも、球速にも大きく関わりますから。
そんな金成くん、今年の高校生左腕では最速の150キロをマークしています!
長身をいかした角度のあるピッチングで、球威もある。
高めには打者をあっと驚かす重い球を投げれます。
チームにはエース櫻井くんもいるので、基本的には一塁手として試合に出ていますが、「大型左腕へシフトチェンジするべきだ」と思ってるスカウト陣も少なくありません。
僕もピッチャーに専念すべきと思っていました。
その理由としては、打撃の確実性に課題がある。
甘い球をスタンドに運ぶ長打力と嗅覚はあったものの、大振りになりがちなバッティングで、厳しいコースに手を焼いているなと感じていたからです。
ですが今季から筒香嘉智選手(横浜DeNA)を参考にしたバッティングフォームに改善!
あらかじめ軸足となる左足に体重を乗せたシンプルなフォームになりました。
もともとパンチ力は十分にある選手ですから、このフォームがとても様になっています。
まだ粗削りなところは感じますが、潜在能力は大谷翔平級だと思っています!
なので夏は是非とも二刀流で好成績を残す金成くんを見たいですね!
そして是非とも西武に!(笑)
そして今回のコラムでは最後!
■金久保 優斗(東海大市原望洋)
投手 右投げ左打ち 180センチ72キロ
金久保 優斗(東海大市原望洋)
MAX147キロ 伸びのある直球と2種類のスライダーが持ち味。
高校生右腕ナンバーワンピッチャーだと思います!
そんな金久保くんの魅力はこの2つです!
・脅威のスタミナ
・制球力
先ずはスタミナです。
初回から200球以上投げ込んで迎えた十四回にも、144キロをマーク。
これだけでスピードとスタミナを兼ね備えた投手だとわかります。
そして制球力!投手において最も必要なのが制球力!
制球に自信がないと右打者の内角はなかなか突けないものですが、金久保くんは内角を力のあるストレートでバシバシ突ける。制球力と度胸がある証拠です!
去年のドラフト1位で西武に入った、作新学院の今井達也くんのようなタイプです。
そして金久保くんの個人的に良いな〜と思うところは…
高校生らしい体格(笑)
でもそれはとても素晴らしいことだと思うんです!
今の体格でMAX147キロの伸びのあるストレートを投げている金久保くんが、プロに入り、足腰や体幹を鍛えたら?
体が出来ることで球速は上がるだろうし、体幹が出来ればよりボールに安定感が出て来ます!
僕は正直、体が出来上がってない選手が好みなんですよ(笑)
将来どうなるんだろうというワクワク感、成長に一番夢を見れるんです!
だから僕は、高校生ドラフトが一番好きですね。
という事で、今回のコラムは高校生スター選手5名をコラムに書かせていただきました!
が!!!
まだたくさんいます!スターはまだまだいるんです!
なので、来月も引き続きスター選手を紹介したいと思います!!
今月もありがとうございました!
伊村製作所、吉村 卓也。
- 吉村 卓也(よしむら・たくや)
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- 伊村製作所(アミューズ)
- 出身地:広島県
- 身長体重:166センチ52キロ
- 生年月日:1990年2月4日
- 特技:野球、バスケットボール、目を真ん中によせること
- 趣味:読書、ギター、映画
- 上記データは掲載時のものとなります。