Column

芹玲那センバツ現地レポート『バトルスタディーズ』なきぼくろ先生からの調査ミッション報告

2017.04.06

 第89回選抜高校野球大会が閉幕。
今大会は、決勝が史上初の大阪対決になりましたね!
『バトルスタディーズ』は、いうまでもなく大阪の強豪校・DL学園が舞台の作品です。

ちなみに作品中にはこんなシーンがあるんです!

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第6巻LESSON59大阪夏の陣のコマ

今大会は『バトルスタディーズ』が描く近畿圏や大阪のレベルの高さを伝える大会でもあったといえるかもしれません!

高校球児のあるべき姿をみた!狩野笑太郎のような野球への真っ直ぐさ

下のコマは、『バトルスタディーズ』主人公・狩野笑太郎の野球への一途さにコーチも驚いたシーンです。

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第3巻LESSON25

ある選手の姿を見て、このシーンを思い出しました。
それは、若林将平選手(履正社主将)です!
これまでの若林選手は、真面目で表情に喜怒哀楽をあまり出さず、受け答えもとても大人びている印象でした。
ですが、決勝戦(vs大阪桐蔭)の8回裏。
若林選手がホームに生還し、同点に追いついたシーンで、仲間と大きく喜び合う姿に驚きました!
こんな若林選手を初めて見たんです。
優勝候補の主将・4番と重責を背負う若林選手が初めて見せた狩野と同じ“野球少年”な素顔に感動しました!
ちなみに、若林選手はバットと一緒に寝ているそうですよ!

[page_break:ベンチでもエースとしての立場を忘れない!]

ベンチでもエースとしての立場を忘れない!

DL学園のエースといえば金川春馬。
ケガで離脱しながらも、ベンチからチームを鼓舞する金川の立ち振る舞いに惚れる方も多いのではないでしょうか!

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第9巻LESSSON85

今大会、金川と同じようにケガで登板できないながらエースとしてチームを支えていた選手がいました。
神村月光選手(滋賀学園)です!
昨センバツ、2年生エースとして滋賀学園をベスト8に導いた神村選手。
今大会は故障で登板は出来なかったのですが、伝令としてチームをサポートしていました。
一回戦(vs東海大市原望洋)の同点で迎えた8回裏。
一打勝ち越しのピンチの時に伝令に走った神村選手はとても落ち着いて見えました。
なんと声をかけたのかは分かりませんが、これまでエースとしてチームを引っ張ってきた神村選手の冷静さ、そして言葉はきっとグラウンドの選手たちにとっても頼もしかったのではないでしょうか。この伝令が効いたのか、滋賀学園はこの回のピンチを切り抜けたのでした。
また、ベンチでの給水係など裏の仕事を積極的にこなしながら、選手に声をかけていく姿も印象的でした!
そして、試合後の取材で「勝利には、プライドよりも仲間をサポートすることが必要だと分かった」と語った神村選手。
マウンドに戻ってくるのがとても楽しみです!

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第8巻LESSON78

…と書いていたら紙幅が尽きてしまいました…。
ここからは駆け足で紹介していきましょう!

DL学園主将にして堅守巧打のスピードスター・烏丸学主将を彷彿とさせるプレーをみせたのは、西山虎太郎選手(履正社)。

決勝戦(vs大阪桐蔭)の2回表。
強烈なショートライナーを横っ飛びでキャッチした姿は、第9巻86 話の烏丸のプレーとまさに一緒でした!

DL学園のベンチには欠かせない情に厚いムードメーカー・藤巻香を思い起こしたのは綿貫葵斗選手(東海大市原望洋)。
元気さが印象的な東海大市原望洋の選手の中でも、ベンチで選手をハイタッチで迎えたり、誰よりも試合中に声を出し続けていたのが綿貫選手でした!

そして、10回表で荒川太一選手がフェンスにぶつかり担架で運ばれるアクシデントの時も率先して動き、荒木選手やグラウンド上の選手たちへの声かけを忘れない。

東海大市原望洋のベンチには欠かせない存在なんだろうなと感じました。

先生、いかがでしょうか?
これからもスタンドから『バトルスタディーズ』的プレーや選手を探していきたいと思っています!

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オススメ!
第89回選抜高等学校野球大会特設サイト

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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