岡山県立瀬戸高等学校(岡山)
集合写真(県立瀬戸高等学校)
「瀬戸の野球」
岡山県立瀬戸高等学校は岡山県岡山市東区瀬戸町光明谷にある県立の高校。JR山陽本線の瀬戸駅から歩いて10分のところに位置します。校庭はいくつかの部活動が共同で使用しているため、野球部はグラウンドの半分、または4分の1を使用し、朝は7時半から8時半、放課後は16時から17時50分まで練習をしています。土日は時々全面を使ってた練習ができますが、別の場所に練習できるグラウンドがあり、そこで練習をすることも。練習ではウォーミングアップで色々な道具を使って可動域を意識し、キャッチボール前の3分間クイックで集中力アップや、冬のトレーニングを行うなど、短い練習時間の中でも様々な工夫をしながら、日々練習に励みます。
現在の部員数は3年生6人、2年生7人、1年生6人、全19人というメンバーで活動しています。そのチームをまとめる主将の出射 璃久選手はこのチームのウリについて、「打撃・機動力・投手の安定」だと言います。メンバーについて伺うと、「うちのキーマンである羽田 哲大はチームのムードメーカーで、どんなときでもチームの雰囲気を盛り上げてくれます。今井 龍は夏の活躍に期待できる選手です。特に、チャンスの場面でのバッティングに注目です。」と期待を寄せていました。
新チームがスタートしてからを振り返ると、「秋の大会で予選を2位通過し、県大会まであと少しだったことはチームの自信に繋がりました。そして、個々ではなくチームプレーをし、チームが一つになったと感じました。」と、収穫を得られた喜びを語り、「しかし春の大会では守備が投手任せになってしまい、1打席目などの準備ができていなかったり、視野が狭くなってしまいました。」と夏へ向けての課題を挙げました。
夏の大会へ向けて、どんな夏にしたいかを伺うと、「一昨年、昨年と夏の大会は接戦で初戦敗退だったけど、今年は先輩たちの分も初戦を突破し、悔いなく全力プレーしている姿を応援してくれている方々に見てほしいです。」と、出射主将は熱い意気込みを語ってくれました。
笑顔で最高に楽しんで、悔いの残らない夏に
試合の様子(県立瀬戸高等学校)
ここからは岡山瀬戸の副主将羽田 哲大選手と3年生二塁手の宇垣 陽基選手にお話を伺いました。
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
羽田 哲大(以下「羽田」):僕は、何事にも全力で取り組み、暑い時期はもちろん、寒い冬でも練習に励み頑張る姿。
宇垣 陽基(以下「宇垣」):一塁への全力疾走など、一つのプレーに全力なところです。
Q. 高校野球ならではですよね。この夏、応援する方々にどんなことろをアピールしたいですか?
羽田:全力でやりきるところを見てほしいです。
宇垣:チームにチャンスを作るバッティング!
Q.ガンガンアピールしちゃってください!そういった自分のアピールポイントを一番発揮したいと思う、対戦したい高校はありますか?
羽田:はい。引退までに、岡山学芸館と対戦したいです。リベンジがしたい!
宇垣:僕も、岡山学芸館かな。大会で2度当たっているけど、どちらも敗れているので。
Q. リベンジできるといいですね。お二人にとって最後の夏、どんな夏にしたいですか?
羽田:3年生と笑顔で最高に楽しんで、悔いの残らない夏!
宇垣:人数が少ない分、全員で戦い抜き、力のある高校に対してしっかり勝ち切っていきたいです。
監督が不在でも機能するチーム
■戸田 健太郎監督に質問!
Q. どのようなことを意識したチーム作りをしているのですか?
『監督が不在でも機能するチーム』を目標にしています。選手が練習メニューを考え、自主性を高める。そして打撃、守備、最後までやりきるという徹底性にこだわっています。
Q. 『監督が不在でも機能するチーム』、楽しみにしています。新・瀬戸に向けて、戸田監督からメッセ―ジをお願いします。
「長い夏」にしたい。いつもそう思っています。でも、それ以上に「岡山瀬戸の野球」をやり切ることを一番大事にしてほしいと思います。君たちの「全力」を多くの方に見ていただきたいです。
戸田 健太郎監督、ありがとうございました!そして、瀬戸野球部の皆さんありがとうございました!
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