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北海(北海道)編「全国最多の選手権出場を誇る北海のつながり!」  

2016.03.04


左から 北海時代の玉熊 将一、川越 誠司

 北海道を代表する名門・北海。選手権では全国最多となる36回の甲子園出場を誇る。強豪校が多い南北海道の中でも、ずば抜けた存在といっていいだろう。今回は北海の歴史を振り返るととともに卒業生を紹介していきたい。

戦前から甲子園常連 北海道の高校野球を盛り上げてきた

 学校は1885年に創立し、1920年に北海中として甲子園初出場。その後も、1928年の選手権でベスト4入りし、その後は1929年に就任した名将・飛沢 栄三氏の指導で、甲子園常連校となっていく。そして1960年に選抜ベスト4、選手権ベスト8入りしたことで、一気に強豪校へ成長。1963年選抜では、PL学園早稲田実業など次々と強豪校を破り、準優勝を成し遂げている。

 北海高となってからの夏の最高成績はベスト8。北海の躍進により、打倒・北海と掲げる学校が多くなったが、その中でも出場を続けていった。近年は2011年春にはベスト8入りし、その年のも連続出場。そして昨夏は全国最多となる36回目の選手権出場を決めている。

 プロの世界で活躍しているOBも多数おり、2000本安打を達成し、監督としても2001年にヤクルトスワローズを日本一に導いた若松 勉氏、中継ぎとして活躍する鍵谷 陽平投手(北海道日本ハムファイターズ2012年インタビュー、一昨年、オールドルーキーとして評判になった瀬川 隼郎選手、そして2011年甲子園出場時の4番だった川越 誠司投手が、埼玉西武ライオンズから2位指名を受けるなど、次のステージで活躍する選手を多く輩出する同校の今後の活躍に注目だ。

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[page_break:近年の卒業生を紹介]

近年の卒業生を紹介

 卒業後でも次のステージでも続ける選手が多くおり、昨夏の選手権に出場した3年生たちは強豪大学で続ける予定だ。今後も多くの好選手が現れるのか、注目をしていきたい。

■2009年卒
鍵谷 陽平(中央大-北海道日本ハムファイターズ)
小林 勇登(駒澤大-東京ガス)

■2011年卒
若松 一吉(亜細亜大-室蘭シャークス)

■2012年卒
川越 誠司(北海学園大-埼玉西武ライオンズ)
・太田 裕也(北海学園大)

■2013年卒
玉熊 将一(法政大)
西村 拓真(富士大)
梶 亮太(北海学園大)

■2014年卒
和田 真(北海学園大)
古谷 友和(北海学園大)

■2015年卒
矢柄 亮(北海学園大)
佐々木 楓(北海学園大)
本間 晃介(北海学園大)
戸川 大輔(埼玉西武ライオンズ)

■2016年卒見込み
渡辺 幹理(中央大)
鎌仲 純平(国学院大)
丹野 涼介(富士大)


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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