Column

折尾愛真高等学校(福岡)

2016.02.17

 折尾愛真高等学校は福岡県北九州市にある私立校。元は女子高でしたが、2003年から男女共学となりました。
その女子パワーは今も健在。新体操部は国体に出場するなど全国レベル。女子テニス部も県内有数の強豪校で、全国選抜やインターハイ、新人戦などでは九州大会へ駒を進めています。
さらに2015年度から女子硬式野球部も始動し、話題となりました。

 さて、負けていられない硬式野球部の男子たちですが、昨春の福岡県大会ではベスト8入りするなど強豪ひしめく福岡県でも実力校として知られています。これまでの戦績の、さらに一歩先へ。結果を求める新チームの冬の様子、そして春夏への意気込みを伺ってきました。

チーム基本情報を紹介!

折尾愛真高校の磯部 汐貴君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が19人、2年生が16人います。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 校庭がないのですが、学校から自転車で約30分のところに野球部専用グラウンドがあります。雨の日は学校の階段や空きスペースでトレーニング等を行っています。

専用グラウンド!いいですね、移動時間もちょうどアップに良さそうですね。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

磯辺 汐貴主将(折尾愛真高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

「緻密さ」「冷静さ」「粘り強さ」の3つです。

Q. このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。

 しっかりと体を作り、実戦で使えるような技術を身に付けたいです。

Q. ではその体を作るためのトレーニングで、折尾愛真ならではの物はありますか?

 強化練習として、朝6時30分からのランニングメニューがあります。あと、おんぶ、だっこ、手押し車、肩車を行う「やりがい」があります。

Q. 6時30分からのランニングは、体も目覚めそうですね。そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 ここぞ!という場面で結果を出し一戦必勝を狙います。そのためにも「絶対負けない!」という強い気持ちを持って一戦一戦戦い、福岡を制します!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 新チームになったばかりの大会で、このチームに何が足りないのか課題を見つけることができました。

Q. 大会を終えて成長した点を教えてください。

 一人一人の自主性が出てきたと思います。大会前に比べてチームのまとまりも出てきました!

Q. それは頼もしいですね。では強豪ぞろいの福岡県を勝ち進むために必要なことは何だと思いますか?

 飛びぬけた選手はいないので、投手・内野・外野のバランスをしっかり保ち、チーム全員で一つの勝利をつかみ取れるように必死でプレーすることです。現時点では、50~60%くらいの出来なので、春までに上げていきたいですね。

Q. チームとしてのまとまりが出てきたのは、バランスを保つ上でも強みになりそうですね。ではチームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 兼安 康太です。守備の時、彼がプレーで示すだけでなく全体に指示を出しまとめてくれたので、大きなミスが無かったんです。

Q. 指示を出せるのは周りがしっかり見えている証拠ですね。続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 柳井 大輔と、濱 将人平戸 航貴です。彼らには「走攻守」全てにおいて成長し、チームを引っ張っていってくれるような活躍を期待したいです。

Q. さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 意味のある冬にしたいです。どれだけキツい練習をどれだけの量こなしても、公式戦に繋げていけなかったら意味がないんです。なので、一人一人が「絶対に甲子園に行く!」という強い意志をもって練習してほしいと思います。

 結果に繋がってこそ、喜びも達成感も倍増しますものね。磯部主将、ありがとうございました!

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、折尾愛真の副主将コンビ、兼安 康太君、柳井 大輔君にお話を伺います!

兼安 康太選手(折尾愛真高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

兼安 康太(以下「兼安」):見ている人に夢と感動を与えられるところです。

柳井 大輔(以下「柳井」):幼い頃から甲子園が憧れだったからです。

Q. 憧れの存在、甲子園。良いですよね…。ではこの冬はどんな風に過ごしていきたいですか?

兼安:春、夏に負けないチームにするために、一人一人が自分に厳しく取り組む冬にしたいです。
柳井:苦しい練習にも負けずに取り組み、どんな時も向上心を持って精神面や体力面、技術面も向上させる冬にします。

Q. では、野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

兼安:「己に克つ」!
柳井:「全員野球」!

Q. 最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

兼安:頼れるバッターになります!夏までに強肩強打の頭脳派ショートになります!
柳井:昨年は自分の力を発揮できず悔しい思いをした1年だったので、今年はどんなプレッシャーにも負けない選手になります。必ずチームの勝利に貢献します!

Q. 悔しかった経験は是非とも生かしたいですね。

柳井:はい。夏まで残り僅かなので、チームとしても一人一人が向上心を持ち、夏の連戦に確実に勝てるチームにします。

向上心がキーワードなようですね。兼安君、柳井くん、ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

隈元 健太部長に質問!

Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。

 夏の大会に向けて、個々の持つ潜在能力を引き出してチームの持っている力の可能性を試してきました。

Q. 選手達も、何かつかみかけているようでしたね。最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ一言お願いします!

 野球が好きな気持ちを忘れずに、野球が出来ることに感謝してみっちり力を付けてください!

 隈元先生、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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