れいめいvs鹿屋中央
6回、集中打でコールド勝ち・れいめい
春の鹿児島大会覇者の第3シードれいめいに、昨夏の優勝校・鹿屋中央。2回戦注目の好カードだった。
前評判通り、5回までは両者実力伯仲の勝負を繰り広げる。
れいめいが初回、4番・堂免 大輔(2年)のレフトオーバー二塁打で先制すれば、鹿屋中央は3回、二死一三塁から2番・新屋 真樹(3年)の走者一掃となるセンターオーバー二塁打で逆転に成功する。
れいめいは4回、7番・福山 将真(2年)のセンター前タイムリーで試合を再び振り出しに戻した。
このまま勝負は終盤までもつれるかと思われたが、れいめい打線が6回に爆発する。
一死満塁で7番・福山のセンターオーバー二塁打を皮切りに四球を挟んで5連続タイムリーが飛び出し、大量7点を奪って一気に試合を決めた。
7回からリリーフした河北 光生(3年)が三者凡退に打ち取って、コールド勝ちを決めた。
なお、6回まで力投を続けていたれいめいのエースが、7回のマウンドに上がる直前、足がつるというアクシデントに見舞われた。この試合に限らず、今大会は試合中に足がつる選手をよく見かける。今年の鹿児島地方は、6月が例年以上の長雨に見舞われ、気温も低く日照時間が極端に短かった。大会が始まってから急に暑さや日差しが厳しくなり、身体が慣れていないことが原因と思われる。
これから試合が進んでいけば、益々暑さと日差しは厳しさを増してくる。大会に臨む選手たちは、試合中の水分や塩分の補給を十分に気を付けるだけでなく、食事や睡眠時間の確保など、万全のコンディション作りに気を配る必要があると感じた。
(文=政純一郎)
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