Column

浦和学院高等学校 【関東代表】

2010.11.10

浦和学院高等学校関東・埼玉初出場一覧へ戻る

チーム紹介

  • 地元1位校としてシードされた関東大会は準々決勝からの登場。プレッシャーのかかる中で、3試合全てで二桁安打と打線が気を吐いた。
  • 打線の核になるのは1番を打つエースの佐藤。11打数5安打、打点は全試合で挙げる7と、打撃でも非凡なセンスを見せた。「最初に打つとピッチングでもリズムが出ます」と佐藤。
  • チームトップの7安打をマークした日高は2試合連続で本塁打を放っている。決勝の東海大相模戦では9回2死満塁からセンター前へサヨナラ打。勝負強さが光った。
  • 初戦は代打出場でヒットを放ち、準決勝からスタメンに起用された柴﨑、それに6番の石橋が全3試合でヒットを放っている。
  • 準決勝で2、決勝で3の失策が出たように守備は課題。捕手は関東大会で初めて1年生の林﨑(りんざき)を起用。ただ決勝の後半は林﨑の癖が読まれていることを察知した森監督が次男の森光司に代える場面があった。
  • 小林主将は「今年のチームは弱いと言い続けられていた」と話す。そのチームが徹底したのは声を出すこと。例年以上に大きな声をベンチからも出して、バックを後押しした。

投手紹介

  • 関東大会3試合を一人で投げ切ったエース佐藤の存在が大きい。身長171センチと決して大きくないが、センスと投球術は高校生離れしている。
  • 直球の最速は135キロから136キロくらいと本人は話す。球種はカーブ、スライダー、カットボール、ツーシームと多彩。特にカーブはスローカーブ気味に遅く、やや落ちるツーシームとともに大きな武器になっている。直球はもの凄く速いわけではないため、緩急を使って「いかに打者に速くみせるかを常に考えている」と佐藤は話す。
  • さらにやや招き猫気味になるリリースポイントが、打者にとって球を絞りつらくなっているようだ。
  • クレバーな配球については関東で対戦した横浜・渡辺監督や、東海大相模・門馬監督が「うまいピッチング」と驚いていた。
  • 背番号10の浅田、14の中山の両左腕が控え投手として準備する場面があったが、結局関東大会での登板はなかった。

公式戦9勝0敗

  勝ち上がり   相手
県南部地区予選 代表決定戦 7 – 0 浦和西
埼玉県大会 2回戦 7 – 0 草加
3回戦 8 – 1 正智深谷
準々決勝 10 – 0 聖望学園
準決勝 12 – 2 鷲宮
決勝 3 – 0 春日部共栄
関東大会 準々決勝 9 – 0 千葉経大付
準決勝 8 – 3 横浜
決勝 5 – 4 東海大相模

関東大会での登録選手

背番号   名前 学年 身長 体重
1   佐藤 拓也 1 171 71
2   森 光司 2 180 81
3   日高 史也 2 174 78
4   遠藤 生 2 172 72
5   沼田 洸太郎 2 180 83
6 小林 賢剛 2 176 72
7   荒井 大樹 2 177 75
8   石橋 司 1 182 73
9   柴崎 裕介 2 171 65
10   浅田 龍一 2 182 72
11   松浦 光謙 2 177 75
12   林崎 龍也 1 171 70
13   明石 飛真 1 170 77
14   中山 翔太 2 175 81
15   室町 辰徳 2 164 68
16   村上 和広 2 171 70
17   今栄 尚人 2 174 82
18   笹川 晃平 1 182 72
記録員 小泉 誠
監督 中村 要
部長 森 士

決勝でのオーダー

ポジション 名前
佐藤 拓也
遠藤 生
小林 賢剛
沼田 洸太郎
日高 史也
石橋 司
林崎 龍也
柴崎 裕介
荒井 大樹

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【静岡】藤枝明誠、日大三島、浜松開誠館、静岡などが8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>