浦和学院高等学校 【関東代表】
チーム紹介
- 地元1位校としてシードされた関東大会は準々決勝からの登場。プレッシャーのかかる中で、3試合全てで二桁安打と打線が気を吐いた。
- 打線の核になるのは1番を打つエースの佐藤。11打数5安打、打点は全試合で挙げる7と、打撃でも非凡なセンスを見せた。「最初に打つとピッチングでもリズムが出ます」と佐藤。
- チームトップの7安打をマークした日高は2試合連続で本塁打を放っている。決勝の東海大相模戦では9回2死満塁からセンター前へサヨナラ打。勝負強さが光った。
- 初戦は代打出場でヒットを放ち、準決勝からスタメンに起用された柴﨑、それに6番の石橋が全3試合でヒットを放っている。
- 準決勝で2、決勝で3の失策が出たように守備は課題。捕手は関東大会で初めて1年生の林﨑(りんざき)を起用。ただ決勝の後半は林﨑の癖が読まれていることを察知した森監督が次男の森光司に代える場面があった。
- 小林主将は「今年のチームは弱いと言い続けられていた」と話す。そのチームが徹底したのは声を出すこと。例年以上に大きな声をベンチからも出して、バックを後押しした。
投手紹介
- 関東大会3試合を一人で投げ切ったエース佐藤の存在が大きい。身長171センチと決して大きくないが、センスと投球術は高校生離れしている。
- 直球の最速は135キロから136キロくらいと本人は話す。球種はカーブ、スライダー、カットボール、ツーシームと多彩。特にカーブはスローカーブ気味に遅く、やや落ちるツーシームとともに大きな武器になっている。直球はもの凄く速いわけではないため、緩急を使って「いかに打者に速くみせるかを常に考えている」と佐藤は話す。
- さらにやや招き猫気味になるリリースポイントが、打者にとって球を絞りつらくなっているようだ。
- クレバーな配球については関東で対戦した横浜・渡辺監督や、東海大相模・門馬監督が「うまいピッチング」と驚いていた。
- 背番号10の浅田、14の中山の両左腕が控え投手として準備する場面があったが、結局関東大会での登板はなかった。
公式戦9勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
---|---|---|---|---|
県南部地区予選 | 代表決定戦 | ○ | 7 – 0 | 浦和西 |
埼玉県大会 | 2回戦 | ○ | 7 – 0 | 草加 |
3回戦 | ○ | 8 – 1 | 正智深谷 | |
準々決勝 | ○ | 10 – 0 | 聖望学園 | |
準決勝 | ○ | 12 – 2 | 鷲宮 | |
決勝 | ○ | 3 – 0 | 春日部共栄 | |
関東大会 | 準々決勝 | ○ | 9 – 0 | 千葉経大付 |
準決勝 | ○ | 8 – 3 | 横浜 | |
決勝 | ○ | 5 – 4 | 東海大相模 |
関東大会での登録選手
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 佐藤 拓也 | 1 | 171 | 71 | |
2 | 森 光司 | 2 | 180 | 81 | |
3 | 日高 史也 | 2 | 174 | 78 | |
4 | 遠藤 生 | 2 | 172 | 72 | |
5 | 沼田 洸太郎 | 2 | 180 | 83 | |
6 | ◎ | 小林 賢剛 | 2 | 176 | 72 |
7 | 荒井 大樹 | 2 | 177 | 75 | |
8 | 石橋 司 | 1 | 182 | 73 | |
9 | 柴崎 裕介 | 2 | 171 | 65 | |
10 | 浅田 龍一 | 2 | 182 | 72 | |
11 | 松浦 光謙 | 2 | 177 | 75 | |
12 | 林崎 龍也 | 1 | 171 | 70 | |
13 | 明石 飛真 | 1 | 170 | 77 | |
14 | 中山 翔太 | 2 | 175 | 81 | |
15 | 室町 辰徳 | 2 | 164 | 68 | |
16 | 村上 和広 | 2 | 171 | 70 | |
17 | 今栄 尚人 | 2 | 174 | 82 | |
18 | 笹川 晃平 | 1 | 182 | 72 |
記録員 | 小泉 誠 |
監督 | 中村 要 |
部長 | 森 士 |