2010年11月04日 県営大宮球場

浦和学院vs横浜

2010年秋の大会 第63回関東地区高校野球大会 準決勝
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勝負の瞬間 松倉雄太

1番ピッチャー・佐藤拓也(浦和学院)

敵将も認めたクレバーなバッテリー

 試合後のベンチ裏。敗れた横浜・渡辺元智監督は「完敗でした」と一言。

 一方、勝った浦和学院・森士監督(今大会は部長で登録)は「こんな試合ができるとは」と少し驚きを見せた。10安打で8得点、浦和学院にとっては、長年やられ続けてきた横浜に快勝した形だ。
 この日の立役者はやはり1番ピッチャーの佐藤 拓也。そして女房役の林崎龍也の1年生バッテリーだった。浦和学院の小林賢剛主将(2年)はこの一戦のじゃんけんに勝ち後攻を取った。

 1回表の守り。横浜の4番樋口 龍之介(1年)にタイムリー二塁打を浴びて、2点を先制されてしまった浦和学院。立ち上がりの佐藤は直球を捕えられていた。2点を追う2回裏。5番日高史也(2年)に2ランが飛び出し同点に追いついた浦和学院。さらにチャンスを繋げて、1番の佐藤が犠牲フライを放ってこの回だけで逆転することに成功。

前日のインタビューで「自分で打てればピッチングも乗ってくる」と佐藤は話している。まさにその通りの展開。

 先取点を直球を打たれる形で取られたため、2回以降捕手の林崎は勝負球にやや沈むツーシームを多投した。それが功を奏して、横浜打線は佐藤に打たされ始める。2回から4回までは無安打に抑えて、完全に立ち直りを見せた佐藤。
 4回裏、浦和学院は9番荒井大樹(2年)がスクイズを決めると、続く佐藤がセカンドを強襲するタイムリーでリードを3点に広げた。

 その直後、佐藤は5回表に併殺の間に1点を失い、2点差で前半を終える。

 グランド整備の間、横浜はいつものようにベンチ前に選手が座って、渡辺監督のミーティングを聞いていた。当然、佐藤に対する攻略についても話が出ていたであろう。

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