第24回 夏に向けてのコンディショニング「センスアップで、持っている力を引き出そう!」【Vol.3】2017年08月18日

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【目次】
[1]自分の周りの変化に流されないこと
[2]勝ち進むにあたって大会の時間の過ごし方
[3]監督、選手の感想

「心と体のコンディショニング 心身一如」
 鹿児島県内を中心に、個人でスポーツトレーナーを営む高司譲さんの名詞にはこんなフレーズが銘打ってある。野球に限らず、スポーツ選手が持っている能力を最大限に発揮し、最高のパフォーマンスができるためには、心(メンタル)と体(フィジカル)、両面のコンディショニングが欠かせない。高司さんは、仏教用語でいう「心身一如」な状態をいかに作り上げるかをテーマにトレーナー活動を行っている。県内の野球部では公立高校を中心に10数チームを定期的に指導している。

 6月、夏の初戦を1週間前に控えた錦江湾で高司さんの指導があった。「夏の大会に向けてのコンディショニング」と題した講話は高司さんがこれまで20年近く高校野球の現場を見てきて、本番で力を発揮するために何をすればいいかをまとめたもので、あらゆる球児に参考になる話に思えた。以下、高司さんと錦江湾野球部の許可を得て、講話の内容を要約し、具体的なセンスアップトレーニングの方法をいくつか動画で紹介する。

 第3回では、試合までの心構えや、大会中の過ごし方について解説します。

夏に向けてのコンディショニング「センスアップで、持っている力を引き出そう!」【Vol.1】から読む
夏に向けてのコンディショニング「センスアップで、持っている力を引き出そう!」【Vol.2】から読む

自分の周りの変化に流されないこと

携帯やスマホは、首や肩が疲れて硬くなりやすい

 勝ち進むと、家族や同級生、親戚など周囲の人たちが喜んで、いろんな声を掛けてきます。それらを受け止めすぎずに、受け流す部分を持つことも大切です。短く感謝の意を伝え、必要以上に長く話さないように心掛け、気持ちが浮かないようにすることが重要です。

 夏の大会は新聞、テレビ、ネットの扱いが大きいので、取り上げられたことで浮かれたり調子に乗らないようにしましょう。心が変わってしまえば、プレーの質も変わってしまいます。最後の決勝が終わるまで、余計なことは思わず、気持ち落ち着けた生活を過ごす強烈な意識が必要です。当たり前のように平常心で過ごすことを心掛けましょう。

 携帯電話やスマートフォンはプラスにもマイナスにも働くことを自覚しましょう。友人や彼女、知り合いからの激励、応援のメール、ライン、SNSなど様々なメッセージが届くことが十分考えられます。それらに全て答えようとすると時間をとられ、かえって試合に向けての集中を阻害してしまうことにもなりかねません。

 携帯やスマホを触っている時間は、指と眼を使うので首や肩が疲れて硬くなりやすいです。コンディションを崩し、緊張を生みやすい身体になることも知っておきましょう。使う時間を決めて、それ以外は電源を切るようにしましょう。集中を阻害する可能性のあるものは徹底して排除しましょう。

【次のページ】 勝ち進むにあたって大会の時間の過ごし方

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プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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