第459回 乙訓(京都)「秋は京都大会優勝!好チームから強豪校へ」2018年01月16日

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【目次】
[1]高め合いレベルアップする2枚看板
[2]つかんだ京都の頂点
[3]限られた時間を有効に使い強豪校へ

 創部53年、学校創立時から活動を続ける乙訓野球部が昨秋、初めて京都の頂点に立った。指揮を執って3年目となる市川靖久監督は「ピッチャー2人が去年のチームから投げていますので安定して投げられたというのがこの秋、1番影響あったんじゃないかなと思います」と左右の2枚看板の存在を要因に挙げた。

高め合いレベルアップする2枚看板


乙訓が誇る二枚看板・川畑大地(左)と富山大樹(右)

 右腕の川畑 大地(2年)は140キロオーバーのストレートが魅力。市川監督は「ピンチになった時に落ち着いて投げられるのが彼の1番いいところかな。夏休みの状態が安定していたのが大きかった」と昨秋、エース番号を託した。スライダーは元々投げられたものと入学後に覚えたより球速の出るものと2種類を投げ分ける。捕手の薪谷 宗樹(2年)によると「普通のスライダーはカウントを取れるのでうまく使って、速いスライダーは追い込んでから空振りが取れるのでピンチになっても使いやすかった」この秋はリリーフとしてマウンドに立つことが多く、後ろが安定していることはベンチにとって非常に頼もしい。

 夏の背番号1は左腕の富山 大樹(2年)。市川監督は「将来性がすごくある、伸びしろの大きな選手。今から小細工ばっかりするのではなく、もっとストレートだけで勝負したりという選手になってほしい」と期待を寄せる。川畑とは対照的にピンチでは気持ちを前面に出すタイプ。曲がりの大きいカーブでカウントを稼ぐ投球術が目を引くが、力で押せる球威もある。

 普段から仲のいい2人は互いに切磋琢磨し、川畑は「下半身強化と球速アップ。甲子園で注目してもらえた時に川畑なら抑えてくれる、と思わせられる選手になりたいです」富山は「背番号1は1番信頼されてるピッチャーがもらうと思うので、それを勝ち取れるようレベルアップしていきたい。体強くして、変化球もストレートも精度を上げたいです」と冬の練習に励む。起用法は相手打線の右左のバランスもあるが、1番大きいのはその時の調子。選抜でどちらが背番号1をつけるかは全くの未定であり、しかも練習試合解禁が選手登録後となるため甲子園の先発マウンドを巡って直前までチーム内での競争が続く。


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プロフィール

小中 翔太
小中 翔太
  • 1988年大阪府生まれ、京都府宮津市育ち。大学野球連盟の学生委員や独立リーグのインターン、女子プロ野球の記録員を経験。主なWebの寄稿は高校野球ドットコム。また、野球専門誌「Baseball Times」にて阪神タイガースを担当し、スポーツナビやYahoo!ニュースにも寄稿する。大阪、京都を中心に関西の球場に出没中。
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