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4連覇狙うオリックスの起爆剤へ! 二軍で輝く3選手

2024.05.08


上田西時代の横山 聖哉

パ・リーグ4連覇を狙うオリックスは、6日終了時点でリーグ4位と苦しんでいる。15勝17敗1分けの借金2で、首位ソフトバンクとは6・5ゲーム差をつけられている。なんとか借金を返して、首位を追っていきたいところだ。

若手を起用することに関しては定評がある中嶋監督だけに、チーム浮上の起爆剤となる若手発掘に期待したいところ。2軍で実績を残している選手をピックアップしてみた。

横山 聖哉内野手(上田西→2023年1位)
17試合 打率.311(61打数19安打) 0本 6打点

ドラフト1位の横山が4月12日のデビューから結果を残してる。4月は14試合の出場のうち12試合でヒットを放ち、打率.311。4月19日の試合からは9試合連続安打をマークした。2軍とはいえ、遊撃を守りながら高卒1年目でこの成績は称賛に値する。すぐに1軍デビューとはならないだろうが、先が楽しみな存在であることは間違いない。

齋藤 響介投手(盛岡中央→2022年3位)
4試合(19.2回) 1勝1敗 防御率4.12

投手では齋藤が4試合で19.2回を投げ防御率4.12の成績を残している。防御率を見ると目立たないが、奪った三振は21個で投球回数以上。高卒2年目ながら三振を奪う能力に長けている。4月28日には1軍で先発し、3.2回を投げ2失点(自責0)ながらノーヒットに抑えた。奪った三振は4個で、1軍でも投球回数を超えている。

一方で制球面では不安が残る。1軍(3.2回)では4与四球、2軍(19.2回)でも12与四球と苦しんでいる。制球面の課題を克服することができれば、強力な先発投手となりそうだ。

鈴木 博志投手(磐田東→ヤマハ→2017年中日1位)
6試合(21.1回) 2勝1敗 防御率2.11

現役ドラフトで今シーズンから加入した鈴木は、1軍での登板機会はまだない。しかし2軍では6試合に登板し21.1回を投げ防御率2.11と、まずまずの成績を残している。登板2試合目からは中継ぎですべて複数イニングを任されられ、4月27日のハヤテ戦では2番手で登板し、5回を2安打5奪三振の無失点と好投した。4日の広島戦では先発して6回を無失点に抑えている。先発として1軍昇格を目指すことになりそうだ。

※数字は2024年5月6日終了時点

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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