中森 俊介選手 (明石商)

中森 俊介

球歴:明石商

都道府県:兵庫

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:181.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2019年8月20日  明石商の先発、中森 俊介(2年)は、初戦の花咲徳栄戦がよくなく、準々決勝の八戸学院光星戦がよく、この履正社戦がよくなく、と調子が乱高下した。投球フォームがスリークォーターなので油断すると上体が横に振れ、体が早く開く。リリーフした八戸学院光星戦はその悪癖がなく、ストレートが自己最速の151キロを計測したが、この日は体の開きが早くボールが高めに抜けた。
更新日時:2019.08.20

短評

観戦レポートより抜粋(2019年8月18日)  中森 俊介の登板のタイミングについて、狭間監督は2番島袋 翔斗がこの日、最も当たっていた打者で、このタイミングで投入した。中森は151キロを連発させて島袋を打ち取った。  その後、中森は常時140キロ後半のストレートを中心に投げ分け、ストレートに強い八戸学院光星打線をねじ伏せた。ようやくだが、本領発揮の投球を見せてくれた。2年生での151キロは大谷 翔平に並ぶ歴代2位タイの球速。コントロール型の投手で、150キロ台を投げられるのは恐ろしすぎる。  この日は、速球中心の中森だが、準決勝以降は新たな引出しを見せてくれるに違いない。2020年の高校野球をリードする投手としてさらなる快投を期待したい。
更新日時:2019.08.19

短評

観戦レポートより抜粋(2019年8月11日)  中森 俊介のピッチングについていえば、あまり出来はよくなかった。ストレートの最速は147キロを計測し、変化球は115キロくらいのカーブ、120キロ台前半で横に変化するスライダー、130キロ台のカットボール、120キロ台のチェンジアップを備えているが、投球フォームに不満が残った。  テークバックバック時に「どっこいしょ」と息をつくような間(ま)があり、これが投球の流れを妨げているように見えた。さらに左肩の早い開きがあり、左肩上りも物足りなかった。それでも強豪の花咲徳栄打線に3点しか許していない。一塁のカバーリングの早さやバント処理のときのフィールディングの軽快さなど、センバツの舞台でも投げている経験が最後はモノをいった。
更新日時:2019.08.12

逸材コラム

コラムより抜粋(2019年8月11日)  明石商の好投手・中森 俊介が3度目の[stadium]甲子園[/stadium]を迎える。2年生ながら最速149キロの速球、多彩な変化球を投げ込む投球術は高校3年生を含めても突出している。  兵庫大会決勝戦のピッチングはまさに凄みのあるピッチングだったが、センバツ以降、苦しい期間だった。思うような投球ができず、中森では珍しく四死球を多く出して崩れる場面があった。それでも中森は「日々、腹筋、背筋などの基礎練習があるのですが、それを忘れずに取り組んできました」と語る。  その積み重ねをした結果、少しずつ調子が上がってきた。兵庫大会決勝戦で1失点完投。この試合については「まだ完全の状態ではないですが、少しずつ自分の投球はできるようになったと思います」と手ごたえを感じていた。  また中森といえば、ピンチの場面でギアが入り、140キロ後半のストレートを投げ込むが、中森曰く自然とギアが入るようだ。  「ギアを入れようと意識しているわけではなく、集中したら自然と力が入るようになっているんです」  捕手・水上 桂は最初からそのボールを投げればいいのにと突っ込みが入ったが、ようはそういう気質なのだろう。  花咲徳栄は本当に強い相手だと警戒する中森。果たして、この試合では兵庫大会以上のピッチングを見せることはできるか? 【中森俊介の素顔】  中森について、3年生からは「素直で、記者にどんな先輩と聞かれても、しっかりと先輩を立ててくれる良い後輩です。勉強もできるし、発言もしっかりしているし、まさに優等生ですね」と語る。成績はいつもオール5に近いとか。あまりの優秀な成績ぶりに主将・重宮 涼も「羨ましいですし、あいつ、勉強すれば取れますよというんですけど、取れんわ!と返しました」と笑う。授業中でも寝ないで真面目に取り組んでいて、さらに下宿部屋でも勉強机がある。中森は「見せかけですよ」というが、最近の高校球児は安田 尚憲履正社)、根尾 昂大阪桐蔭)のように学業成績も高く、かつ超高校級の技量を持つ球児も増えてきた。中森は文武両道の超高校級の投手として注目されることになるだろう。
更新日時:2019.08.11

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