奥川 恭伸選手 (星稜)

奥川 恭伸

球歴:星稜

都道府県:石川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2018年4月1日)  6回表まで3対0。完全なる近江ペースで進んだ中盤までの流れを一変させたのは星稜の2番手・奥川 恭伸(2年)である。2016年には地元のかほく市立宇ノ気中で第38回全国中学校野球大会初優勝を達成した右腕は、中学時代に培った力配分を心掛けた投球でまるで先発投手のように近江打線へと立ち向かった。  では、彼の投球内容を振り返ってみよう。ストレートは打者によって130キロ前半と130キロ後半を使い分け。130キロ前後のフォークを織り交ぜながら、初戦の松山聖陵戦で13安打8得点を記録した近江打線を4回3分2・72球1安打2奪三振4四死球無失点に封じてみせた。  そして延長10回表二死二塁で2番・中尾 雄斗(3年)を迎えた場面では、この日最速となる最速143キロを計測。ピンチで底力を出せる辺りは並みの2年生ではない。  加えて奥川は打撃でも魅せた。6回裏には無死二・三塁から右前2点適時打を打ち、同点への布石を打つと、延長10回裏二死一塁からは近江の2番手左腕・金城 登耶(3年)の高めへ抜けた変化球を見逃さず。左中間を深々と破るサヨナラ二塁打。となり、投打両面の活躍で、星稜23年ぶりのベスト8を手繰り寄せた。
更新日時:2019.04.20

短評

コラムより抜粋(2019年4月10日)  紅白戦で先発した時、「あんまりスイッチ入っていないなぁ...」というボールだった。本人は懸命に投げたというだろう。ただスピードガンは嘘をつかない。常時140キロ~143キロで、120キロ後半のスライダーを投げ分ける投球。スカウトもこの日の奥川は本気モードではないことを察知したのか、ずっとスピードガンを測ることはなかった。  それでもこの投手の受け答え、異様な落ち着きぶりを見ると、やはり日本のエースとして託したいと思わせるものがあった。奥川が高校生のレベルを超えたピッチングができる投手であることはこれまでの公式戦で実証済み。しっかりと夏に標準を合わせてもらいたい。
更新日時:2019.04.17

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