奥川 恭伸選手 (星稜)
短評
今年の選抜で出場が実現すれば話題を浴びそうな投手。それが奥川である。宇ノ気中では全国優勝を経験。そして1年秋は県大会で計28.2回10失点で県大会優勝を経験。さらに北信越大会では、合計20回で25K、防0.45の好成績を残している。さらに、富山国際大附戦では、最速146キロをマークしている。 ピッチングは確かに1年生離れをしている。1年生にありがちなひ弱さを感じない。ストレートの力強さ、回転数の高さ、スライダーの切れ味と、完成されている。それでいて、奥行きを感じさせる素材。林監督も、「駆け引きの点は1年生離れしている」と評価する。 投球フォームも実に安定している。セットポジションから始動し、左足は胸元の近くまで上げて、右足は真っすぐ立ち、バランスを保つ。そこから左腕のグラブを真っすぐ伸ばして正対をさせて、左胸を抱える。やや正対するのが早いように感じるが、ここまでの体の使い方は実に安定している。テークバックの動きを見ると、内回りの旋回からしっかりとトップを作り、リリースに入る。打者よりでリリースすることができており、フォームバランスは実に良い。 勝てる投手を目指し、甲子園の頂点に立ちたいと意気込む奥川。いずれ150キロに達したい思いだ。
更新日時：2018.01.23