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卒業生
奥川 恭伸

奥川 恭伸(星稜)

都道府県:
高校:
学年:
2020 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
183 cm
体重:
82 kg
データ最終更新日:2019年10月4日

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短評

【インタビュー動画】



【ピッチング動画】




コラム
から抜粋

 奥川 恭伸星稜)がプロ志望届を提出した。焦点となるのは、奥川はプロで通用するのか?という話になるが、突出した能力、成績面を見れば、間違いなく通用する投手だ。プロ野球の解説者からは1年目から一軍で勝てるという評価もあるが、それは大げさではない。



 ここで、改めて奥川の高校3年間の全国大会の成績を紹介したい。

・2年春 センバツ ベスト8

・2年夏 甲子園 2回戦

・2年秋 明治神宮大会 準優勝

・3年 センバツ 2回戦

・3年春 北信越大会優勝

・3年夏 甲子園 準優勝


 こうしてみると、奥川は世代のトップを走っているのがチームの成績から見ても分かる。失点を与えない投手だけではなく、四球を最小限にとどめ、三振も奪える投手だ。特に2年生秋になってからの数字は素晴らしい。全国大会・地方大会の成績は以下の通り。



 2年秋 北信越大会 33回 41奪三振 1与四球 自責点0

 2年秋 明治神宮大会 15.1回 26奪三振 2与四球 自責点0 
 3年春 センバツ 18回 27奪三振 1与四球 自責点2

 3年春 北信越大会 15回 17奪三振 無四球 自責点1

 3年夏 選手権 41.1回 51奪三振 5与四球 自責点5

 3年夏 W杯    7回 18奪三振 無四球 自責点1



通算 129.2回 180奪三振 9与四球 9自責点 防御率0.62 奪三振率12.53 K/BB 20
 投手成績・各項目の数字をみてもそのすごさが分かるが、特に注目したいのはK/BB。この数値は1つの四球あたりどれだけ三振を奪えるか表したもので、投手の能力を測る上で重要なデータとなるが、驚異の「20」。いかに奥川は制球力が優れて、三振を奪えるかが分かる。



 そんな奥川のピッチングを見ていると、ある投手を思い出す。菅野 智之(巨人)だ。 



 四球、失点も少なく、なおかつ三振が奪えて、さらにステップ幅があまり広くなく、体の沈み込みが小さいフォームで投げる菅野と奥川は共通点は非常に多い。菅野もK/BBが優れており、特に2016年にマークした7.27は素晴らしかった。プロ野球の基準だと「3.50」以上で優秀と呼ばれており、いかに優秀なのかが分かる。



 これまで甲子園を沸かせた剛腕といえば、松坂 大輔ダルビッシュ 有田中 将大藤浪 晋太郎がいるが、数値面でいえば奥川は、この4人を軽々と上回っており、また23奪三振を記録した智辯和歌山戦では、終盤まで150キロ台を計測。さらに縦スライダー、140キロを超えるフォークの落差も抜群だった。


 またピッチングフォームも進化が見られ、軸足にしっかりと体重が乗り、縦振りで投げられる投球フォーム。奥川はさらにしっかりと強弱をつけられる指先感覚の良さを持っていること。高校生の枠を超えた投手だといえる。


将来の可能性

 実は奥川の取材に訪れた時、山本昌さんが星稜グラウンドに訪れていた。山本昌さんはテレビの取材として奥川にインタビューしていたが、かなりの絶賛。山本昌さんだけではなく、多くの解説者は「故障さえなければ一軍で投げられる投手」だと評価する。

 その一軍で投げられるというレベルはどこまでのレベルなのか。先発ならばローテーションに入るレベルであろう。林監督も「打者を見て勝負ができる」と語るように、駆け引きの上手さはプロに入っても大きなアドバンテージとなるだろう。


 実際に奥川のピッチングレベルは、高卒1年目から100イニング、10勝前後はいくのも大げさではない。ただ、奥川はまだ高校生。できれば、高卒3年目以降から毎年、沢村賞レベルの実績を狙えるレベルに育ててから一軍デビューしてからも遅くはない。 今年、高卒3年目の山本 由伸が防御率1点台&最優秀防御率を受賞したが、奥川も故障なく、順調に上積みができれば、そのレベルのピッチングをしていてもおかしくはない。

 ぜひ球界を代表する右腕になることを期待したい。

情報提供・文:2019.10.10  河嶋 宗一

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