浦和学院vs聖望学園が実現!注目の好カードを一挙紹介!【春季埼玉大会展望】
4月26日から開幕する春季埼玉県大会。厳しい地区予選を勝ち抜いた39校がシード権と春季関東大会を目指して熱戦が繰り広げられる。各ブロックの見どころ、注目カードを紹介していきたい。
浦和学院・浦和実ブロック
一番の注目は27日に開催される浦和学院vs聖望学園の一戦だ。昨秋優勝の浦和学院は一冬超えて戦力に厚みが増した。エース・佐野涼弥、完成度の高さを誇る清水 洋炳の2本柱は絶対的な存在。打線では家盛 陽介、蛭間 拓哉など左の強打者が揃う。地区予選でも危なげない戦いを見せている。聖望学園は140キロ右腕・西澤海、最速142キロ右腕・佐藤祐哉と2人の好投手を揃え、打線では1番川村京佑を中心に強打者揃いだ。激しい戦いが期待できそうだ。
このチームの勝者は山村国際と本庄東の勝者と対戦する。本庄東のエース左腕・桐敷拓馬は、完成度の高いピッチングを見せる。一冬超えて球威・球速面で成長を見せることができるか。同ブロックには、高岸 知輝を中心に打力が高い揃う早大本庄、強打がウリの埼玉平成、好打者・大嶋駿がチームを引っ張る慶應志木など好チームが揃う。
シードの浦和実は朝霞の勝者と対戦。浦和実の注目は2年生左腕・英 真太郎。昨秋の時点で130キロ近い速球を投げ込んでおり、一冬超えての成長を期待したい。
同ブロックには大型左腕・メンディス海擁する市立川越が登場する。隣のブロックでは、川越東が県立川越と対戦。川越東は長く坂戸西の監督を務めていた野中祐之氏が監督に就任。投打に好選手を揃える川越東は新監督の下、どこまで勝ち進むのか。同ブロックには強打の川越工も登場。序盤から川越市の学校同士の戦いが繰り広げられる。
[page_break:春日部共栄・花咲徳栄ブロック]春日部共栄・花咲徳栄ブロック
投打ともにバランスが取れた春日部共栄は、越谷西と対戦。同ブロックでは、最速142キロ右腕・矢口 皓太擁する山村学園、強豪・昌平も同ブロックで、序盤から激しい戦いが期待できそうだ。隣のブロックでは伝統校・上尾が、140キロを超える速球を投げ込む速球派右腕・布川雄大擁する武南と対戦。同ブロックでは叡明と立教新座の対決も実現している。
花咲徳栄は草加と対戦。投手では甲子園経験のある綱脇 慧、清水達也の2枚看板に加え、新2年生の野村佑希は昨秋は打者メインだったが、非公式試合では登板しながら投手としての実力を身に付けてきた。今春は4番打者として本塁打を打つだけではなく、投手としても活躍を見せており、投打で活躍に期待がかかる。そして1年秋から活躍し、プロからも注目される左の巧打者・西川愛也が最終学年を迎えた。投打の総合力は県内トップクラスの花咲徳栄は、昨秋に続いて関東大会進出を決めることができるか。
花咲徳栄のブロックには実力校が揃う。1年生からの経験者が多く、一歩ずつ実力を身に付けてきた開智は、桶川と対戦。その勝者は、地区予選で埼玉栄をコールドで破っている大宮東と対戦。大宮東は、大型三塁手・緒方 康貴、制球力の高さを武器に1年から活躍を見せてきた菅原隆史が最上級生を迎えた。全体的な戦力の底上げに成功しており、上位進出に期待がかかる。
隣のブロックでは、ふじみ野と白岡の対決が実現。ふじみ野には、高野 将生、白岡には、根岸 健弥と両チームとも好投手を擁しているだけに1点を争う好勝負が期待できそうだ。そしてその勝者は近年、躍進を見せている星野と対戦する。
今年も早くから好カードが実現しており、特にシード権を争う2回戦は白熱とした戦いが期待できそうだ。どの学校がシード権を勝ち取るのか、見逃せない。
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2017年度 春季高校野球大会特集