Column

「諦めずに戦う選手たちを最後まで信じてあげたい」 鳥栖(佐賀)の頑張るマネージャー!

2019.06.30

 春夏通算3回の[stadium]甲子園[/stadium]出場を誇る佐賀県の古豪・鳥栖高校野球部。そんな鳥栖高校野球部を支えるのは、飯森さとみさん(3年生)、大山祐佳さん(3年生)、永尾萌音さん(2年生)、最所愛結(1年生)、平井璃子(1年生)の5名のマネージャーである。

 鳥栖のマネージャー陣はなんと言っても、学年問わずに仲がよい。3年生の飯盛さんも大山さんは、声を揃えて「仲良し具合はどこにも負けません」と語ってくれた。みんなが仲良くなれるのは、2人の3年生マネージャーの人柄によるところが大きいだろう。今回はそんな3年生マネージャー2人に話を伺った。

野球が好きだった


左から平井璃子さん 最所愛結さん 永尾萌音さん 大山祐佳さん 飯森ひとみさん

 飯森さんが野球部のマネージャーになろうと思ったきっかけは家族の影響だ。「自分は家族全員が野球をしてるんですよ。お父さんもお兄ちゃんもしていて小さい頃から野球を見ていて野球が好きだったからマネージャーになろうと思いました。」と語る。もともと野球が好きだったようである。

 大山さんは「私はずっと野球が好きで見ていて高校生になってマネージャーになりたいなと思った時に今のキャプテンの中村(将希)君に誘われてマネージャーになりました。」と語る。

 そんな彼女たちにとっての1番の思い出は飯森さんは一年生の時の夏の大会だ。「最初に良かったなと思ったのは1年生の時の3年生の人たちが夏大の時に逆転劇を見て感動してマネージャーになって良かったなと思いました。」と語る。

 大山さんは自身がベンチに入った時のことが忘れられないようだ。「初めて公式戦でスコアに入って試合をベンチの中から見た時はすごく嬉しかったです。」と語る。

[page_break: 仲間を信じ続ける]

仲間を信じる


鳥栖マネージャー陣

 そんな彼女たちも今年の夏がいよいよ最後の夏となる。チームは2年前決勝戦で早稲田佐賀に惜しくも敗れ、[stadium]甲子園[/stadium]出場を逃している。昨年は、そんな悔しさを胸に準決勝で佐賀商と対戦、中尾文治投手を中心に「先輩たちがたどり着いた決勝へ再度駒を進める!」と挑むも9回に逆転され悔しい敗戦を期した。マネージャーたちもそんな悔しさを間近で見てきた。

 だからこそ、飯森さんは夏の大会に向け、「最後まで諦めずに戦う選手たちを最後まで信じてあげたいなと思います。」と話し、大山さんは「最後まで信じて誰よりも近くで応援したいなと思います。」と話す。2人とも3年間を共に過ごしてきた仲間たちを信じ続け、側で応援し続ける。

 鳥栖高校野球部は、[stadium]甲子園[/stadium]出場を果たすことができるのか。チームの成長に加えて、マネージャー達の活躍ぶりにも要注目である。

文=編集部

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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