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横浜高出身の社会人・大学生・高校生左腕3人が一斉にプロ入りの可能性!

2020.06.22

横浜高出身の社会人・大学生・高校生左腕3人が一斉にプロ入りの可能性! | 高校野球ドットコム
左から伊藤将司、石川達也、松本隆之介

 いよいよ2020年のプロ野球も開幕し、高校野球では甲子園が中止になったものの各地で独自大会の開催が発表されている。それに伴い気になってくるのが今年のドラフト候補たちだが、今回は神奈川の名門・横浜高校出身でプロ入りの可能性がある左腕たちを紹介する。

 7年前の夏、2年生エースとして君臨したのが、現在社会人野球のJR東日本で活躍する伊藤将司だ。淺間大基髙濱祐仁(北海道日本ハム)、渡邊佳明(東北楽天)らとともに2年生主体のチームで、松井祐樹(東北楽天)擁する桐光学園を破り、チームを聖地に導いた。3年夏は、当時2年生の小笠原慎之介(中日)擁する東海大相模に敗れ、神奈川連覇はならず。国際武道大では全日本大学野球選手権準優勝、大学日本代表入りを果たすなど、好左腕として活躍した。JR東日本入社後は1年目から登板機会をつかみ、都市対抗野球大会でも登板。今秋のドラフト候補として注目されている。

 現在、東北楽天に所属する藤平尚真とともに、ダブルエースとして活躍したのが石川達也(法政大)だ。3年夏の甲子園では、寺島成輝(東京ヤクルト)擁する履正社戦に先発。初回を三者連続三振と素晴らしい立ち上がりを見せたが、雷雨により2回裏途中から中断。中断明けに打ち込まれてしまい、涙を飲んだ。法政大では2年春にリーグ戦デビューを飾ると、秋には3勝をマーク。3年時は未勝利に終わったが、大学で最速を146キロまで伸ばしており、今年の活躍に期待がかかっていた。

 そしてなんと言っても注目なのが、今年高3を迎えた最速152キロの長身左腕・松本隆之介だ。強豪・戸塚シニアから横浜に入学すると、1年春に公式戦デビュー。2年春のセンバツで、明豊との1回戦で2番手としてマウンドに上がり聖地デビューを果たした。その後は全国の舞台から遠ざかってしまったが、今年の高校生左腕の中でもトップクラスの素材だけに、その進路に注目が集まる。

 今年のドラフト候補となるのはこの3人だが、彼ら以外にも来年高3となる145キロ左腕・金井慎之介、国際武道大2年の板川佳矢らも来秋以降のドラフト候補となる。昨秋ドラフトでは及川雅貴(阪神)がプロ入りするなど、立て続けに好左腕を輩出している横浜。まずは今秋ドラフトで伊藤、石川、松本らの進路がどうなるのか、注目していきたい。

(記事=林 龍也

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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