ルーキー・福田(大阪桐蔭出身)、柘植(健大高崎出身)がともに開幕1軍へ 2014年夏の準々決勝を戦った大阪桐蔭と健大高崎の選手たちのその後を紹介
高校時代の福田 光輝(大阪桐蔭)と、柘植 世那(健大高崎)
2014年夏、2年ぶり4度目の優勝を果たした大阪桐蔭。その準々決勝で対戦をしたのが、それまで3試合で22盗塁を記録した”機動破壊”の健大高崎だった。6回まで2対2と拮抗したが、7回に大阪桐蔭の1番。中村 誠に2ランで勝ち越し、8回にも追加点を奪い5対2で大阪桐蔭が逃げ切った。
昨年のドラフトで大阪桐蔭からは、8番・遊撃手の福田 光輝が、健大高崎からは8番・捕手の柘植 世那が指名を受ける。この試合を戦った両校メンバーからは計6名がNPB入りを果たし、現在は4名がプロ野球の舞台に身を置く。
その他にも大学、社会人の舞台に進み、活躍した選手が多い。そこで、今回は2014年夏の準々決勝を戦った大阪桐蔭と健大高崎の選手たちのその後を紹介していく。
【大阪桐蔭】
1(左)中村 誠 3年(日体大-日本製鉄かずさマジック)
2(二)峯本 匠 3年(立教大-JFE東日本)
3(三)香月 一也 3年(千葉ロッテ)2014年5位
4(一)正随 優弥 3年(亜細亜大-広島東洋)2018年6位
5(中)森 晋之介 3年(拓殖大-大阪信用金庫<軟式>)
6(右)青柳 昴樹 2年(横浜DeNA)2015年6位<引退>
7(捕)横井 佑弥 3年(國學院大-JFE東日本)
8(遊)福田 光輝 2年(法政大-千葉ロッテ)2019年5位
9(投)福島 孝輔 3年(同志社大-Honda鈴鹿)
【健大高崎】
1(中)平山 敦規 3年(東海大-日本製鉄鹿島)
2(二)星野 雄亮 3年(東北福祉大-エイジェック)
3(右)脇本 直人 3年(千葉ロッテ-相双リテック<軟式>)2014年7位
4(一)長島 僚平 3年(中央大<準硬式>)
5(捕)柘植 世那 2年(ホンダ鈴鹿-埼玉西武)2019年5位
6(左)山上 貴之 3年(大阪体育大)
7(三)柴引 良介 2年(愛知学院大)
8(遊)横溝 拓斗 3年(桐蔭横浜大)
9(投)川井 智也 2年(日本体育大)
投手 松野 光次郎 3年(上武大)
内野手 中筋 天馬 3年(金沢学院大)
6名がプロ入りを果たした両校の選手たち。2018年のファームではチームトップタイの12本塁打を放った香月 一也や、今季、大阪桐蔭の先輩・中田 翔とともに自主トレを行い、一軍定着に燃える正随 優弥、ルーキーで開幕1軍を掴んだ福田 光輝、柘植 世那など今シーズン活躍に期待がかかる選手ばかり。
7回に本塁打を放った主将の中村 誠は日体大を経て昨年、日本製鉄かずさマジックに進む。今季は捕手に転向し6月9日のオープン戦JFE東日本戦ではスタメンマスクをかぶった。
立教大に進学した峯本 匠は現在JFE東日本でプレー。1年目から二塁手のレギュラーとして試合に出場。昨年の都市対抗で若獅子賞を受賞した。
2014年夏の優勝投手福島 孝輔は進学した同志社大では主将でエースとしてチームを牽引。大学卒業後は、高校・大学の2つ上の先輩・平尾 奎太が在籍するHonda鈴鹿に進んだ。
また、当時2年生で2試合に先発し優勝に貢献した田中誠也は、進学した立教大で16勝を挙げ、今季から大阪ガスでプレーする。
歴代最多に並ぶ1大会8盗塁を記録した平山 敦規は日本製鉄鹿島へ。U18日本代表の脇本 直人は2017年に戦力外通告を受け、現在は軟式野球の実業団相双リテックでNPB復帰を目指す。
これからの飛躍が楽しみな2014年夏の準々決勝を戦った両校ナインたち。これからの活躍にも注目していきたい。
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