香川県高野連・昨秋近畿王者の天理を招いての特別招待試合を開催!
河西 陽路、村上 侑希斗
3月27日(金)香川県高等学校野球連盟は、高校野球ドットコム既報の通り、「香川県に元気を与える」特別招待試合を5月17日(日)香川県高松市の[stadium]レクザムスタジアム[/stadium]で開催することを発表した。
18年ぶり7度目のセンバツ出場を予定していた尽誠学園、4月に開催予定の県高野連主催春季県大会優勝チームの2チームと対戦するのは昨秋・近畿大会王者の天理(奈良)。5年ぶり24回目の出場予定だったセンバツでは1997年以来2度目の優勝を見据えていた全国屈指の強豪である。
昨年、香川県高等学校野球連盟・小野 裕作理事長が天理の練習見学に訪れたことをきっかけに、かつて香川オリーブガイナーズの主力として活躍した笠井 要一部長などと高野連側が随時情報交換していたこともあり「急きょ」という形でも実現したビッグカード。
小野理事長は高校野球ドットコムの電話取材に対し「センバツがなくなってしまった尽誠学園に全国レベルの緊張感を得てほしいのと同時に、春の四国大会開催を予定していた香川県の皆さんにも楽しんで頂きたいと思って試合を組みました。このような厳しい状況の中にも高校野球を通じ希望を持っても頂けるような特別招待試合にしていきたい」と大会運営にあたっての抱負を述べている。
一方、この決定を受け、4月7日(火)からの練習再開を予定している尽誠学園の西村 太監督は「天理とは毎年春に練習試合を組んでおり、今年はセンバツで会えるのを楽しみにしていたところだった。今回、香川県の皆さんが動いてくださって実現した招待試合なので、しっかりとモチベーションを上げて夏に向けてのいい流れを作っていきたい」と語った。
新型コロナウイルスの状況はいまだ予断を許さない事態が続くものの、その中にも未来を感じさせる行動は必要なこと。私たちは自らも含め感染予防対策を万全にした上で、5月17日の到来を楽しみに待ちたいところだ。
(取材=寺下 友徳)
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