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新体制の浦和学院は秋も躍進なるか?波乱が多いこの秋の埼玉を制するのは?

2021.09.19

新体制の浦和学院は秋も躍進なるか?波乱が多いこの秋の埼玉を制するのは? | 高校野球ドットコム
金丸 健司(上尾)、金子 翔柾(花咲徳栄)、宮城 誇南(浦和学院)、川島新大(昌平)

 秋季埼玉県大会は当初、18日開幕だったが、台風接近の影響で19日から開幕となった。地区予選から実力校が早々と敗れており、波乱のスタートとなっているこの秋の埼玉を見ていきたい。

 夏優勝の浦和学院熊谷工と対戦。投手では実戦派左腕・宮城誇南、地区予選で登板した1年生右腕・渡邉聡之介、投打にセンスのある左腕・芳野大輝、1年生右腕・月野龍、U-15代表経験のある左腕・西田稀士郎など投手陣の顔ぶれは県内トップクラス。

 打線はショートストップとなった金田優太、主将・八谷晟歩、身体能力はチームトップクラスの高山維月などハイレベルな選手が揃っている。夏の大会を経験している選手も多く、経験値も豊富。森大新監督の下で躍進なるか、注目をしていきたい。同ブロックでは埼玉栄東農大三など実力校が揃う。

 また、今年の公立校ではトップレベルの実力を誇る上尾は、所沢西と対戦。前チームから主軸を打つを打つ金丸健司、また4番を務める駿河咲季也(1年・東京神宮シニア)など打者陣のタレントは豊富だ。

 昌平浦和実の一戦も注目だ。夏準優勝の昌平は投手力が強力。1年生から登板経験を積んできた大型右腕・川島新大、ドラフト候補になり得るポテンシャルを秘めた渋谷真宣に注目したい。今年はスラッガーはあまりおらず、機動力を駆使するチームとなっている。対する浦和実は突出とした実力を持つ投手はいないものの、相手チームや試合状況によって多くの投手が使えるのが強み。地区予選では夏の経験者が多かった武南を破っており、躍進が期待できる。

 今年の東部地区でもトップレベルの実力がある春日部共栄は、1年生右腕・林大斗を中心に守り勝つチームだ。初戦では久喜北陽と対戦する。同ブロックでは実力校・聖望学園がいる。他では4番・金子永が牽引する立教新座も注目だ。

 また毎年タレント揃いの花咲徳栄は前チームから経験豊富の140キロ超えの右腕・金子 翔柾、新レギュラーとなった金子慎之助がいるが、総入れ替えということで、実力は未知数。秋から圧倒するチームではなく、一戦ごとに力をつけて勝ち上がるチームではないだろうか。

 また143キロ右腕・渡辺新太の一本立ちが期待される西武台、この秋をリードすると見られた山村学園を破り勢いに乗る市立川越川越東との対決も注目だ。

(記事:河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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