Column

選手を支えるプロフェッショナルとして 関東第一高等学校

2017.07.07

 東京都江戸川区にある関東第一高等学校。東東京の強豪校であり、卒業生には武田 勝投手や中村 祐太投手、オコエ 瑠偉選手など多数を輩出している。昨夏の甲子園に出場、今春の東京都大会では準々決勝に進んだものの、惜しくも国士舘に敗れた。
今回は輝かしい成績をおさめる関東一を支える一人の男子マネージャ―にお話を伺った。

選手と笑い合っている時間が一番楽しい!

 関東一高野球部65人の部員を支えるのは16人のマネージャー。関東一のマネージャーたちは人数が多いので、一人ひとりの役割を明確にして、スムーズに練習を進めている。女子マネージャーは主に土日を中心に活動し、唯一の男子マネージャーである3年生の田村 金太郎さんが中心となって野球部を支える。

田村 金太郎マネージャー(関東一)

 田村君がマネージャーになったきっかけは「中学時代に裏方の仕事に興味を持っていたから。」
田村君は中学時代まで選手として活躍。そんな中で関東一に入学し、高校では裏方として選手たちを支えることを決意した。

 田村君はいつでも安心して頼ってもらえる存在を目指して日々活動に励む。
活動の中で心掛けていることは「選手たちに負担を掛けないように100%の状態にさせてあげること。」
選手が頼ってきて、その心に寄り添えるようなことをしたときにやりがいを感じるという田村君。同じ目線、近い距離でサポートを行っていることが伝わってくる。

 マネージャーの活動を通して自分自身が変わったことを尋ねてみると「先のことを予測し、一歩前に動けるようになったことです。」と話してくれた。そして様々な仕事をこなしていくうえで社会に必要な知識を学ぶことができたという。マネージャ―をやっていなかったら内向きで人との関わりが出来ていなかったと、自身の大きな成長を感じていた。

 田村君にとって嬉しい瞬間はチーム全員が笑顔で勝利しているところ。夏の開幕はすぐそこまで来た。関東一は田村君をはじめとするマネージャ―と共に全員の笑顔が輝く長い夏に向けて走り出す。

田村君が考えるマネージャ―とは?
 「選手を支えるプロフェッショナル」

田村君からチームのみんなに一言!
「秋春の悔しさをバネにこれまで自分たちがやってきたことを信じて、選手、スタッフ、OB、父母、一緒になって頑張りましょう!」

 

 関東第一高等学校野球部の皆さん、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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