読谷vs浦添工
抽選前の練習試合から成長を見せた読谷
夏の抽選前、読谷は浦添工と練習試合をし1点差で敗れていたという。そのときはまさか初戦で浦添工と当たるなんて思いもしなかったかも知れないが、この日の読谷は一ヶ月前よりも成長の証を見せ、快勝した。
読谷はトップからの好打順となった3回、1番澤岻がレフト前ヒットで出塁。牽制球を捕球ミスした間に一気に三塁を陥れた。続く波平がセンター前タイムリーを放ち先制すると4番川満が左中間を破る三塁打でもう1点を加えた。
読谷は6回、伊禮のタイムリー三塁打が飛び出すと7回には4,5,6番の連打で満塁。ここで宮城幸がレフト前へ運び二者が生還。8回にも3番砂辺のタイムリーと4番津波の犠飛でコールドとなる7得点。8回13安打と、成長を見せた活発な打線と、先発の金良が時折混ぜる緩い球を効果的に使い8安打完封。春、ベスト8の前原と互角に戦った浦添工を投打で圧倒。見事な試合運びで3回戦へコマを進めた。
（文＝當山 雅通）
