勢い乗る智辯学園、屈指右腕・畔柳擁する中京大中京などが登場!8強出揃う大会8日目の3試合の見所を徹底解説!
センバツは8日目を迎え、この日でベスト8が出揃う。今回は大会8日目3試合の見所を紹介したい。
第1試合 智弁学園vs広島新庄
優勝候補である大阪桐蔭を破り、勢いに乗る智弁学園。エース西村王雅は、ストレートの切れ、変化球の精度の高さ、コンビネーションなどが著しく進化している。打線は全体が活発。無安打に終わったが、打席内の威圧感がバリバリあった前川右京に安打1本出れば、だいぶ変わるはず。できれば序盤に出ておきたいところだろう。
広島新庄の花田は、打線活発な上田西打線を無失点に抑える快投。キレと角度を兼ね備えた140キロ台のストレート、精度の高い変化球。対応力の高い智弁学園打線でも捉えるのは難しい。さらに守備も鍛えられており、守備ミスからの失点も考えにくい。ただ打線が苦しんだので、初戦に慣れてどれだけ状態が上向くか。左腕の秋山恭平の状態も良い。
両チームの打線、投手力、守備力を勘案すると、それほど荒れた試合展開にはならないだろう。広島新庄バッテリーが前川、山下陽輔の両スラッガー相手にどういう駆け引きで抑えるか興味深い試合となりそうだ。
第2試合 東海大菅生vs京都国際
東海大菅生は本塁打2本飛び出したが、全体的には低調。甲子園に慣れた2回戦で福原、堀町の2人がどれだけ打てるかで得点力は大きく変わる。また気になるのは投手起用だ。エースの本田は肩の違和感で登板回避。完投は難しいと思うので、自信をつけた大型右腕の鈴木泰成、他の投手陣による継投策は十分にありそうだ。
京都国際は、森下瑠大、平野順大の継投策で東海大菅生打線を凌いでいきたい。また、打線も活躍を見せる武田 など振れている打者が多く、噛み合えば、東海大菅生投手陣を攻略する可能性も十分にある。お互い投手陣がまだ磐石ではないことを踏まえると、5、6点勝負になる可能性が高い。
[page_break:第3試合 常総学院vs中京大中京]第3試合 常総学院vs中京大中京
またも名門校対決。この試合に限ってはロースコアの展開になりそうだ。
常総学院は秋本璃空、大川慈英、中京大中京は畔柳と大会屈指の好投手たちの投げ合いは必見だ。
両チームの打撃の対応力を見ると、ロースコアの試合になりそうだ。
ただ、外野手、内野手との連携など細かな野球では中京大中京に分があり、常総学院は細かなミスが多く、2回戦では緊張感を持ってプレーできるか注目をしていきたい。
試合は終盤までもつれそうで、そこで起きる駆け引きをどちらが制するか注目だ。
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