東京学館浦安vs市川工
夏ベスト8の東京学館浦安 今年は打力で勝負!
須田(東京学館浦安)
夏ベスト8の東京学館浦安。昨年は守備がウリのチームだったが、今年は体格が良い選手が多く、打撃力を重視するようになった。
東京学館浦安は1回裏からチャンスを作り、一死満塁から5番薮田の押し出し四球、6番野口の中犠飛で2点を先制すると、7番須田がランニング本塁打を放ち、一回に5点を先制すると、2回裏にも二死二、三塁から4番須田が左中間を破る適時二塁打やその後も適時打を飛び出て、2回裏までに9対0とリード。さらに4回裏にも2番土屋の三塁打、3番吉田の中前安打で1点を追加。4番根本の左中間を破る適時三塁打で、11対0とすると、その後も打線の勢いが止まらず、なんとこの回、10得点を入れて、19対0とリード。四球絡みもあったが、多くの選手がしっかりと捉えて安打にしており、確かに昨年の同時期と比べれば振れる選手が多い。
投げては右腕の高橋が5回無失点の好投を見せ、2回戦進出を決めた。東京学館浦安にはこの夏、主戦投手として活躍した谷澤太朗という好左腕がいるが、今年も去年に続き、一人の投手に頼ることなく複数投手を起用する方針。普段の練習試合からローテーションで起用し、継投策で勝負できる準備を整えている。
かなり選手の陣容は入れ替わっているが、1人1人の打力を見るとやはり高く、昨年も夏にはなかなかの強力打線になっていたので、1年かけてじっくろり鍛えれば、有力チームとして取り上げられる存在になるだろう。
(文=河嶋 宗一)
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