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[1]興味本位から切り開いた聖光学院への道
[2]ミートしてから押し込む感覚が木製バットに活きた

[1]興味本位から切り開いた聖光学院への道
[2]ミートしてから押し込む感覚が木製バットに活きた

 大学野球界の中でも、特に熾烈を極めることで「戦国東都」と呼ばれる東都大学野球リーグ。その中で2019年の春季リーグ戦を制したのが東洋大。その東洋大に福島の名門・聖光学院から進学し、今年は主将としてチームをまとめるのが佐藤 都志也だ。

 今春のリーグ戦では打率.309の成績を残し、ベストナインを受賞。キャッチャーとしては二塁送球1.8秒をマークする強肩の持ち主で、2年連続で大学日本代表に選出された。今秋のドラフトで注目される佐藤は、今に至るまでにどんな野球人生を送ってきたのか。


興味本位から切り開いた聖光学院への道


 佐藤が野球を始めるきっかけとなったのは、祖父の影響だった。
「一緒に野球中継をみたり、キャッチボールをしたりしたのが始まりです。それから『体を動かせば』という話が家で出てきて、そのときに野球をやろうとなりました」

 それから佐藤は小学3年生から地元の子供会に入り、小学5年生からは少年団でソフトボールを始めた。その後、地元の中学校に進学し本格的に野球を始め、高校では名門・聖光学院の門を叩いた。

「最初は、甲子園に行くようなチームがどんな練習をするのかを知りたくて、興味本位で練習会に参加しました。その時は『聖光学院に行けたらな』というくらいしか考えていませんでした。ただ、特待生をもらった縁で行くことを決めました」

 それからの佐藤は聖光学院の当初を振り返ると、「ボーイズ出身の選手と比べると硬式に対する経験が違うので、最初は苦労をしました」と当時のことを語る。
 そのうえで「とにかく練習しました。『自分が一番下手だ』と思って努力と一生懸命さをもってやりました」とがむしゃらに練習をしたことを話してくれた。

 佐藤はその後、守備や足の速さを武器に活躍し、正捕手の座を掴む。そして2度の甲子園出場を経験することができた。
「いい経験をさせてもらえたと思います。ただ、聖光学院での3年間は大変でした」と少し苦笑いをしながら高校時代を振り返った。

 しかしここまでの野球生活で積み重ねたものが、佐藤の大学野球での活躍の支えになっていたことが、バッティングの理論を通じて見えてきた。

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