目次

[1]打席での集中力も高めていく
[2]長打力に打率や勝負強さを加えたバッターに

 一昨年の夏に全国制覇を成し遂げた花咲徳栄(埼玉)で2年生ながら4番を任され、今春の埼玉大会で55得点(4試合)を挙げた超強力打線の中軸を担っている井上 朋也選手。インタビュー後編ではオフシーズンの取り組み、そして夏への意気込みを語ってもらった。

前編はこちら!
スラッガー・野村の教えを胸に。花咲徳栄の4番を邁進する井上朋也【前編】

打席での集中力も高めていく


 このオフシーズンは1200gの重たいバットを使用。同時にスクワットやウエイトトレーニングに励むことでパワーと基礎体力を付けていった。ちなみに現在は180cm、81kgの体格だが「入学当時の78kgから夏の甲子園へ出場した時までに7kgほど増やしたのですが、体が思い通りに動かなくなってしまったので、今は81kgに落としています」と、体重管理はしっかりとやっているようだ。

 そして、今春の埼玉大会では初戦の伊奈学園戦と3回戦の聖望学園戦でホームラン。「聖望学園との試合ではセンター方向へ打つことができて、感触は悪くなかったです」。だが、準々決勝の東農大三戦は5対7で敗れ、「東農大三の飯島(一徹)さんはスライダーが良くて、打線が上手くつながりませんでした。埼玉でもトップレベルの投手が相手だったので投打が噛み合わないと勝てないですし、自分も機能することができなかったと感じています。ただ、好投手と対戦できて良い経験になりました。夏はピッチャーのレベルがもっと上がっているはずなので自分も調子を上げていきたいです」と語っている。

 その状態を向上させていくための練習だが、現在、バッティングではフォーム固めをする一方で微調整も行っている。「バットが下から出るクセがあるので、上から振るように直しています。ここに来て、やっと感覚が良い時に戻ってきたので、あとは夏の大会まで振って、振って、振るだけです。」

 さらに、打席での集中力も高めていくつもりだ。「良いピッチャーになるほど甘い球は一球しか来ませんから、その一球を逃さないための練習を積み重ねています。花咲徳栄ではバッティングをする時、一球ごとに気づいたことを選手間で言い合うのですが、普段からそうやってみんなで声を掛け合うことで意識を高く持っていきたいですし、そうやって意識が高くなれば、技術が上達するスピードも早くなると思っています。」