目次

[1]春日部共栄、花咲徳栄の課題は?
[2]浦和実は浦和学院、山村学園は立教新座と同ブロックと厳しいブロックに!

 7月10日から開幕する第101回埼玉大会の組み合わせが決まった。今大会は飛び抜けた学校がなく、混戦模様の戦いとなりそうで、早くも波乱が起きるかもしれない。

 そんな埼玉大会の見所を紹介したい。

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第101回 全国高等学校野球選手権 埼玉大会

春日部共栄、花咲徳栄の課題は?


 まず二季連続優勝の春日部共栄は、所沢と対戦。今年はエース・村田のチーム。打力も優れ、投げては140キロ超のストレートと切れのある高速スライダーを武器にする本格派で、完投能力も高い。打線も、俊足でパンチ力も出てきた核弾頭・黒川 渓、勝負強さが出てきた強打の捕手・石﨑 聖太郎、高い打撃技術を見せる平尾 柊翔と打力が高い。ただ気になるのは投手起用。春季県大会、関東大会でも村田中心の運用になってしまい、ぶっつけ本番で、村田以外の投手を見出さないといけない状況となってしまった。二季連続優勝して一歩リードしているように見えるが、ダントツの優勝候補として推せないのはその点である。今年のチーム状況を見ると、大会序盤は打力で圧倒する試合展開で勝ち上がっていきたい。

 同ブロックでは、栄北が怖い存在か。攻守の中心・武井直輝、粘っこい投球を見せる野口悠也で最小失点で凌いでいき、打力で勝ち上がっていく。

 秋ベスト16の松山は130キロ前半の速球を投げ込む左腕・吉田 健留に注目。飛び抜けた実力校はなく、混戦模様となりそうだ。

強打が自慢の聖望学園は昨夏準優勝の川口と対戦。聖望学園は4番・堀田 俊輔とした強力打線がウリ。突出した実力を持つ投手はいないが、継投策で逃げ切る戦略で上位を目指す。

 今春ベスト8ながら、選手層の厚さは県内トップクラスの昌平越谷南と対戦する。最速143キロ左腕・米山 魁乙、高校通算20本塁打以上のスラッガー・渡邉 翔大、右のスラッガー・吉野 哲平とタレント揃い。夏へ向けて、米山以外の投手が台頭が課題となる。

 また、大会5連覇を狙う花咲徳栄杉戸農と対戦する。花咲徳栄は全国トップクラスのショート・韮沢 雄也、高校2年世代でもトップクラスのスラッガー・井上 朋也、強肩捕手・菅原 謙伸など本塁打を打てる打者が多く揃い、対応力も高く、打線レベルは全国トップクラス。課題は投手陣。今年は絶対的なエースはおらず、継投策で勝ち上がることになりそうだ。

 同ブロックには川越初雁は、エースで4番、主将も務める齋藤眞之丞は最速137キロを誇る本格派右腕だ。

 Cシードの所沢商狭山経済と対戦。粘っこい試合運びを見せ、センス抜群の動きを見せる下田 啓詞は昨年より進化した姿を見せることができるか。

 浦和学院を破り、シードを獲得した叡明はこれまでポテンシャルが高い選手が多いイメージがあるが、今年はどちらかというと小粒で組織力の高さで勝負するチーム。浦和学院相手に好投を見せた技巧派右腕・滝口仁理は今大会でも活躍を見せるか。ただ相手の越ケ谷は怖いチームだ。春季大会では聖望学園に敗れたが、返した1点は本塁打。選手のメカニズムを見ると、フライボール革命を実践しているようなスイングをしていて、うまくスイング軌道に合うと本塁打を量産するチームである。その予感が本物となれば、ダークホースとなりそうだ。また同ブロックには、西武文理白岡など実力校も同ブロックで、混戦のブロックとなりそうだ。

 また、大会屈指の好投手・飯島 一徹擁する東農大三は、本庄東と対戦する好カードとなった。同ブロックでは、強力打線を誇る山村国際に注目。上位打線を中心に本塁打を打てる打者が名を連ね、要注意のチーム。東農大三は飯島が春に見せた高クオリティな投球を見せ、また飯島以外の投手陣の台頭が激戦の埼玉を勝ち抜くポイントとなる。