目次

[1]夏休みに大けがを負うも それが転機に
[2]課題となる一歩先に進める投手へ

 前編ではバンゴーゼムゲレック 高投手が野球を始めたきっかけと、2年夏までの軌跡を描きました。後編ではケガを乗り越え、最後の夏へ向けてどんなピッチングを見せていきたいかを語っていただきました。

夏休みに大けがを負うも それが転機に

バンゴーゼムゲレック 高投手(帝京長岡高等学校)

 だが、好事魔多し。今まで以上に精力的に練習した結果、夏休みに大きなケガを負ってしまう。そのケガの影響で、新チームで臨む秋の大会には出場することができなかった。

「夏休みに腰を痛めたんです。病院へ行くと『疲労骨折の一歩手前』って言われて、練習しすぎたのかなとか、体が成長しているからなのかとかいろいろ考えました。正直、かなり焦っていました」(バンゴーゼムゲレック 高)。

 その一方で、このケガによって自身を見直すいいきっかけにもなったという。
「昨秋~冬にかけてこのままではだめだと思って、食事を今まで以上に増やしました。休み時間とか部活の合間にとにかく食べてました。部活が終わった後もしっかり食べて、プロテインで栄養を補給したり。一食で丼2、3杯いきました。最初はつらかったですけど、徐々に慣れてきました。おかげで、ウエイトも増えましたし、体つきも変わってきたと実感しています。

 技術面では自分、テイクバックが非常に大きいので、そこをなるべく小さくしようとしてきました。テイクバックが小さいと、打者のタイミングが取りにくくなる。すぐに肘が下がってしまうので、それを矯正する意味でもテイクバックを小さくすると肘の位置を高くすることができる。試合でも長いイニング投げられるように、改良しました」(バンゴーゼムゲレック 高)。

課題となる一歩先に進める投手へ

 今年の春の大会、そこには一回り大きくなってマウンドに立つバンゴーゼムの姿があった。4回戦で強豪校・に自身公式戦初完投で勝ち、勢いに乗って臨んだ準々決勝で、優勝した新潟明訓に2対3で惜敗。またしてもベスト8の壁にぶつかってしまった。

「チャンスで打てなかったですね。逆に、相手にチャンスを与えて取られてしまった。自分は4番だったので余計に…。チャンスを作っているんですが、あと一本が出ない。それを乗り越えるには、やはり気持ちを集中させることが大事だと思います。とにかく悔しかったですね」(バンゴーゼムゲレック 高)。

「いいゲームはするんです。競って競って、すごくいいゲームにはなる。でも勝ちきれない。その先がないんです。ベスト8とか16の力はあると思うんです。でもその先になかなかいけない。ここって場面であと1本がでない。技術的なことよりも、メンタル・気持ちですよね。それは選手にも、散々言っているんですが、なかなか…」(中島 茂雄監督)

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