第258回 奈良大学附属高等学校 坂口 大誠投手「抜群のコントロールを築き上げたプロセス」2015年02月23日

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【目次】
[1]天理、智弁学園を見返したいと思って入学した
[2]コントロールと伸びのあるストレートを投げられる秘訣
[3]みんなから信頼される投手へ

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奈良大学附属高等学校【後編】

 春夏通じて初の甲子園出場を決めた奈良大附、その原動力となったのは不動のエース・坂口 大誠だ。スピードガン表示以上のキレと抜群のコントロールを誇る本格派右腕について、バッテリーを組む髙橋 康太朗は「器用で何でも出来るすごいピッチャー。入学時と比べてまっすぐも変化球も質が上がっている」と話す。真後ろから投球を見つめるショート・松下 侑平、セカンド・前田 勇大が「ピンチになっても抑えてくれるし守っていて安心感がある」と口を揃えるなどナインからの信頼も厚い。

天理、智弁学園を見返したいと思って入学した

坂口 大誠投手(奈良大学附属高等学校)

 奈良県にとって、天理智辯学園は二大チームである。それは同時に中学球児の憧れでもあるが、坂口もこの2校に行きたいと思っていた。だが2校からアプローチはなかった。それならば、この2校を倒せる投手となって、見返したい。2校に対抗できるのは、奈良大附しかないと思い、門を叩いた。

 坂口は1年から起用される。自信になったのは、1年夏の決勝桜井戦だ。
「1年夏の決勝の桜井戦ですね。ワンアウト満塁で出されたんですけどそこをホームゲッツーで抑えられた時がすごく自信になりました」

 そうして奈良大附の主力投手へ成長をしていくが、新チームを迎えるまで結果を残すことができなかった。とくに悔しかったのは、2年春智辯学園戦だ。3対13で敗れた試合だが、この試合を振り返って坂口は、
「自分に変に自信があったというか調子に乗っていたところもあったので、いい経験になりました。あと変化球が大事ということを教わりました」

 そうして磨いた変化球。現在の球種は、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップだ。よく使うのがスライダーとチェンジアップ。坂口は昨秋の奈良県大会で準優勝へ導く活躍を見せて、近畿大会に出場。ここで坂口の評判が高まる。会心の投球を見せ、2安打完封勝利を見せた鳥羽戦(試合レポート)をこう振り返った。

「あの試合はどの試合より気合いが入っていて、自分が引っ張っていかないとという気持ちで投げたので、1番良いピッチングだったと思います」

 しかし選抜がかかった箕島戦(試合レポート)では苦しい投球だった。先行を許しながらも、しっかりと粘って2失点完投。その粘りが、サヨナラ劇を呼び込んだ。ベスト4入りし、初の選抜出場を勝ち取ったのだ。

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プロフィール

坂口 大誠
坂口 大誠(さかぐち・たいせい)
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:180センチ75キロ
  • ■選手名鑑
    坂口 大誠
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