2025年春季の関東地区高校野球大会(茨城)は24日、準決勝が予定されている。

 対戦カードは以下の通り。

 専大松戸(千葉1位)-横浜(神奈川1位)

 山梨学院(山梨1位)-健大高崎(群馬1位)

 横浜は準々決勝に勝利し、公式戦連勝を27としている。投打ともにセンバツ優勝から新戦力の台頭もあり、さらなるグレードアップされてきた。本来は遊撃手の池田 聖摩(2年)が、投手として2試合とも登板し5.2回を無失点。ヒットはわずか1本しか許していない。同じ2年生の小野 舜友内野手は、センバツでは打率2割台と奮わなかったが、準々決勝では3安打を放つなど調子を上げている。奥村 凌大内野手(3年)にいたっては、2試合で1本塁打を含め6打数4安打と大当たりしている。

 公式戦28連勝を目指す「横綱」に対して、専大松戸は黒田 隼投手(3年)、田中 昇之介投手(3年)、伊藤 怜投手(3年)の3投手で、2試合の失点がわずか2(自責1)。特に、田中は準々決勝で1失点完投勝利を収めている。投手陣の強さで勝ち上がってきたチームが、横浜打線を封じ込めることができるか。横浜は準優勝した2016年以来9年ぶり、専大松戸は優勝した21年以来、4年ぶりの決勝舞台を目指す。

 山梨学院健大高崎はともに、剛腕を擁する。初戦で救援3.2回のアウトすべて三振で奪う11三振をマークした山梨学院菰田 陽生投手(2年)に、最速156キロを誇る健大高崎石垣 元気投手(3年)。この2人の投げ合いとなれば、見ごたえは十分だろう。山梨学院は山梨学院大付として優勝した2014年以来、11年ぶり、健大高崎は優勝した23年以来、2年ぶりの決勝の舞台をかける。

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