専大松戸桐生第一との接戦を勝ち抜いて、2年ぶりのベスト4入りを決めた。

 1回裏、犠飛で1点を先制し、2回表、桐生第一は5番伊藤悠大外野手(3年)の適時二塁打で同点に追いつく。

 6回裏、主砲の吉岡 伸太朗内野手(2年)の適時打で勝ち越しに成功。8回裏には髙貝 規仁内野手(2年)の適時打、7番森岡大和内野手(3年)の適時打で4対1とした。

 投げては田中 昇之介投手(3年)は被安打5、1失点完投勝利を上げた。持丸監督は「田中は3回まで持ってくれればと思っていましたが、序盤の出来で最後まで行けると思いました。終盤も投手を準備していましたが、流れを変えたくなかったので、完投させました」と指揮官の想定を超える投球だった。

 専大松戸は21年から過去5年で、3度目のベスト4となった。持丸監督は春の大会について「選手個々の課題を見つける大会」と位置づけており、選手を試しながらも安定して勝ち進む地力の高さは見事だ。