プロ野球開幕から1ヶ月が経過し、オリックスが好スタートを切った。中でも高卒7年目の太田 椋(天理)が覚醒を遂げている。
ここまで22試合、打率.432、38安打、4本塁打、16打点、出塁率.495を記録。打率、安打、打点、出塁率の打撃4部門でトップに立ち、12球団唯一の4割打者となっている。本塁打もトップの頓宮 裕真(岡山理大付 - 亜細亜大)、万波 中正(横浜)と1本差となり、本塁打王も視界に入る。また、好調な打撃を発揮しながら、バント数も5犠打とリーグトップ。
これだけの打者がバントをするのはもったいなさが残るが、オリックス打線は太田以外にも頓宮をはじめ、西川 龍馬(敦賀気比‐王子)、杉本 裕太郎(徳島商‐青山学院大‐JR西日本)など好調の打者が多い。そのため、太田がつなぎの役割を担っていた。オープン戦は打率.162と苦しんだこともあり、開幕は6番打者起用となり、その後は2番で起用されていた。
4月22日のソフトバンク戦から3番打者として出場している。3番起用となって以降、バントは記録されていない。今後はバッティングに専念するのか、つなぎの役割に徹するのか、オリックスの攻撃にも注目が集まる。