目次

[1]東海大菅生・二松学舎大附、再度激突か?
[2]新時代に向けた戦い

 センバツ高校野球も始まったが、4月1日からは、112チームが参加して春季都大会が開幕する。上位2校は5月18日から埼玉県で開催される関東大会に出場し、ベスト16のチームは、夏の大会でシードされる。

 この大会では、秋季都大会のベスト16のチームはシードされ、2回戦からの登場になるが、強豪校が多い激戦区や、序盤から好カードが相次ぎ、優勝争いや夏のシード校の座を巡る戦いは、混戦が予想される。

東海大菅生・二松学舎大附、再度激突か?


 秋準優勝の東海大菅生は、センバツ出場こそ逃したものの、実力は全国レベルで、今大会でも優勝候補の筆頭であるが、最も厳しいブロックに入った。

 初戦は、八王子都立日野の勝者と対戦する。武内寛人、北澤 壮汰という投手陣2本柱擁する八王子と、昨年末に行われた東京代表のキューバ遠征に都立校からただ一人選ばれた山崎 主真を中心とした強力打線を有する都立日野の対戦は、1回戦屈指の好カードで、勝者と東海大菅生の対戦も、2回戦屈指の好カードになる。

 この試合の勝者は、実績十分の左腕・齋藤陽太擁する拓大一と、強力打線で1次予選を勝ち上がった明大中野八王子との対戦が有力だ。

 東海大菅生がこれら強豪との対戦を勝ち抜いたとすれば、4回戦は、二松学舎大附との対戦が有力である。この両校、秋にもベスト16(3回戦)で対戦。この時は東海大菅生が2対1で勝ったものの、甲子園でも8強クラスとも言われた、高レベルな戦いであった。

 もっとも二松学舎大附の側も、4回戦まで勝ち抜くのは容易でない。2回戦は館 慎太郎昭和一学園)、3回戦は小寺 敦斗都立東大和)と、好投手との対戦が予想されるからだ。ちなみに、二松学舎大附都立東大和と秋は2回戦で対戦しており、秋と同一カードが多く予想されるのも、今大会の特徴である。

 この最激戦区を勝ち抜いた場合、準々決勝での対戦が予想されるのが、日大三だ。日大三は、秋は1回戦で敗れたものの、プロ注目の井上 広輝廣澤 優という高校トップクラスの好投手を擁し、優勝候補であることに変わりはない。

 日大三修徳都立文京などとの対戦が予想される。特に3回戦で当たる可能性がある都立文京は、昨春も対戦して苦しんだうえに、大型右腕の仲亀 烈太がおり、簡単な相手ではない。

早稲田実は佼成学園・工学院大附の勝者と対戦



渡邊充(工学院大附)、伊藤大征(早稲田実業)

 チーム力がまとまる佼成学園とプロも注目する大型右腕の渡邊 充擁する工学院大附の対戦も、1回戦屈指の好カードだ。この試合の勝者は秋4強の早稲田実業と対戦する。

 このブロックには、フルスイングの駒大高や投手陣が整った錦城学園などがおり、好投手・伊藤 大征を擁する早稲田実業といえども、夏のシード校になるベスト16への道のりは平坦でない。

 秋優勝でセンバツに出場している国士舘は、まず気持ちの切り替えが重要だ。またベテラン・永田昌弘監督にすれば、春季大会でチーム力の底上げも図りたいところだ。そういう状況での立志舎都立昭和の勝者と対戦する初戦は、そう簡単ではない。

 国士舘と3回戦で対戦するブロックには内野 大輝都立東村山西)、4回戦で対戦するブロックには、五十嵐 裕希(日本ウェルネス)といった好投手がいる。

 国士舘が準々決勝で対戦するブロックには、帝京創価がいる。この両校、秋は2回戦で対戦し、帝京が逆転サヨナラ勝ちを収めたが、実力は全くの互角。4回戦で再戦すれば、激戦になるに違いない。