目次

[1]土浦日大が3強を下して二年連続優勝。
[2]昨夏初戦敗退の水戸商が4強入り
[3]下妻一がCシード水城を撃破
[4]3試合全て1点差。エース有馬(多賀)が魂の453球。
[5]私が選ぶ茨城大会ベストナイン

 甲子園では土浦日大興南に初戦で敗れ悔しい思いをした茨城。茨城大会から1箇月が経った今日、そろそろ始まる秋季大会に切り替えるためにも、激戦が繰り広げられた茨城大会を振り返ってみたい。

土浦日大が3強を下して二年連続優勝。

 優勝した土浦日大は、準々決勝から決勝までは秋季関東大会と春季関東大会に出場した県トップチームを相手にハードな戦いを勝ち抜いた。準々決勝は秋季県大会2回戦において0対16で大敗を喫した明秀学園日立だったが、細川 拓哉対策が実って8対3と雪辱を果たした。

 準決勝は春季県大会準々決勝で5対3と敗れた霞ヶ浦に先制を許したがすぐに逆転。9回に3点差まで詰め寄られたが逃げ切って勝利を収めた。決勝は新チームでは初顔合わせとなった常総学院。1点を先制された後の5回表に相手のエラーに乗じて打者一巡の猛攻で畳みかけ、6対1で勝利した。最優秀選手を挙げるとすればエース富田 卓だ。昨年は優勝こそしたものの、序盤にノックアウトされその様子をベンチから眺めていた富田。今年は準々決勝から3連投で3強打線に真っ向勝負の力投を見せ、優勝を自らの手でたぐり寄せた。

常総学院は決勝で持ち味発揮できず

 春季関東大会8強入りを果たした第1シードの常総学院。春の躍進の原動力となったのは、ホームラン攻勢で圧倒する爆発的な打力と、エース谷田部 健太を中心とした安定感抜群の投手陣だ。しかし、この夏は春に見せた投打の勢いが陰りを見せた。特に春に量産したホームランは伸び悩んだ。春季県大会4本塁打の二瓶 那弥は本塁打0本。チームとしては4回戦の下館工戦で菊田 拡和手塚 悠が放った2本に終わった。

 また、春は大車輪の活躍だった谷田部 健太は関東大会以降に怪我の影響で調子を落としたまま夏本番を迎えた。代わって春にメンバー入りしていなかった塙 雄裕菊地 竜雅がベンチ入りし投手陣の窮地を救ったが、春に見せたような投打ががっちりかみ合った戦いを決勝で再現することができなかった。

2年生右腕充実。秋以降も投手王国になる霞ヶ浦

 第3シードの霞ヶ浦は右腕の福浦 太陽鈴木 寛人、左腕の中田 勇輝など有望な2年生投手が多数在籍しているが、楽に勝ち上がれなかった。2回戦は鬼怒商に6対2。3回戦は多賀に2度追いつかれる苦しい展開も最後はサヨナラで5対4と辛勝。
 4回戦の石岡一戦は一つのヤマとなるかと思われたがここでようやく投打がかみ合って10対0の5回コールド勝利と予想を覆す大勝で突破した。準決勝の土浦日大戦は序盤に2点を先制したが、ホームラン攻勢で突き放されて8点を献上。最終回に3点を反撃する意地を見せたが及ばなかった。