目次

[1]おかやま山陽の課題となる「2番手投手の育成」
[2]近年は新鋭の台頭!群雄割拠の“岡山春の陣”

 

 21日に開幕する春季岡山県大会。昨秋の県大会で8強入りした岡山学芸館倉敷商おかやま山陽創志学園岡山城東倉敷工玉島商興譲館の8校に、各地区の予選リーグを勝ち上がった16校を加えた24校で開催される。
 今回は出場各校の注目選手紹介を中心に、大会の展望を行いたい。

おかやま山陽の課題となる「2番手投手の育成」

 今春のセンバツに出場したおかやま山陽。惜しくも初戦突破はならなかったが、4番・井元 将也がレフトスタンドに先制2ランを突き刺すなど、持ち味である攻撃力の一端は見せた。春季大会を臨むにあたってキーポイントとなりそうなのが、エース・有本 雄大に次ぐ「2番手投手の育成」だ。
  新チーム発足以降、堤尚彦監督が課題として掲げているのが、投手陣の充実。センバツでリリーフとして登板した左腕・森下 浩弥だけでなく、切磋琢磨を続ける林 勇作小林 甲斗の2年生右腕コンビが、今大会どれぐらいマウンドを任せられるのか。そして、経験を積み上げて飛躍に繋げることができるのかが夏に向けても重要なポイントになりそうだ。

 また、センバツでは背番号3の井元 将也が三塁で出場するなど、ポジションに動きが見られた。夏へ向けてレギュラー陣のコンバート、控え選手を含めた入れ替えが行われるかも気になるところだ。

 昨秋の県大会を制した岡山学芸館は、今大会も上位進出が期待される好チーム。気になるのは昨秋活躍を見せた「左右二枚看板」の仕上がりだ。昨秋エースナンバーを背負った右腕・金村 尚真、一塁兼務の左腕・倉川 太輝は、両投手ともに高いゲームメイク能力が光っていた。金村は直球の威力はもちろん、安定した制球力も武器の一つ。倉川は球速以上のキレを感じさせる、スピンの効いた直球を両サイドに散らす投球で、昨秋の岡山大会決勝のマウンドも任された。熾烈なエース争いを経た、両投手の成長ぶりに注目だ。
 那覇 峻矢、知念 大輔らを筆頭に打線も強力。昨秋から際立っていたバランスの良い攻守が、このオフを経てどう成長しているか。

 昨秋準優勝を果たした倉敷商のエース・引地 秀一郎は、今大会も「最注目」と言ってもいい存在だ。中国大会初戦で盈進に敗れたあとは、ウエイトトレーニング、栄養面の見直しを徹底し、フィジカルの強化に取り組んだ。並行する形で、股関節を中心とした柔軟性向上にも励み、身体の使い方も改善。地道なベースアップに取り組んだ剛腕の“現在地”も今大会の見逃せないポイントだ。