第1014回 黄金期に入りつつある近江(滋賀)はどうして滋賀王者であり続けることができるのか【前編】2020年07月02日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]名将・多賀監督も信頼した林―有馬バッテリーの穴を埋めるところからスタート
[2]結果を残し続ける秘訣はチャレンジ精神にあった

 2年連続で夏の甲子園に出場している近江。一昨年の夏から県内では負けなしを続けており、黄金時代を迎えつつある。新型コロナウイルスの影響で3年連続の甲子園は絶たれてしまったが、7月に開催される代替大会はどのようにして挑むのだろうか。

名将・多賀監督も信頼した林―有馬バッテリーの穴を埋めるところからスタート




5季連続優勝を果たした近江ナイン

 現3年生は入学直後の春季大会を除いて、全ての県大会で優勝している。こうした背景もあり、「県大会の連覇を続けていこうという具体的な目標設定がスタート時にはあった」と多賀章仁監督は新チーム結成当初を振り変える。

 最大の課題は林 優樹(現西濃運輸)と有馬 諒(現関大)の黄金バッテリーが抜けた穴を埋めることだった。「何もしなくても結果を出してくれたバッテリーがいる状況に慣れている自分が普通ではないということがわかった」と多賀監督が言うほどに彼らの存在は大きかった。

 経験値が少ないバッテリーで秋を戦ったが、滋賀大会では島瀧 悠真(2年)や本間 遙大(3年)ら投手陣の頑張りもあり、5試合で1失点。昨年5月に投手から捕手にコンバートした長谷川 勝紀(3年)の懸命なリードもあり、5季連続優勝を果たすことができた。

 しかし、近畿大会では奈良大附相手に打ち込まれ、7対12で初戦敗退。多賀監督はバッテリーの経験値のなさを敗因に挙げた。

 「結果的にはバッテリーが抜けた穴は大きかったということが近畿大会で顕著に表れました。長谷川も大きなカギを握っていましたが、5回に7失点。キャッチャーとしての経験がなく、秋の時点では相手の勢いを止められなかった。1年生(島瀧)をどうリードするかという点で頭が回らなかったと思います」

【次のページ】 結果を残し続ける秘訣はチャレンジ精神にあった

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
神戸国際大附vs近江【2020年秋の大会 令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会】
近江vs綾羽【滋賀県 2020年秋の大会 秋季滋賀県大会】
近江vs水口東【滋賀県 2020年夏の大会 令和2年度 夏季滋賀県高等学校野球大会】
近江vs滋賀学園【滋賀県 2020年夏の大会 令和2年度 夏季滋賀県高等学校野球大会】
滋賀学園vs近江兄弟社【滋賀県 2020年夏の大会 令和2年度 夏季滋賀県高等学校野球大会】
第1014回 チームの歴史を継承するために。近江(滋賀)は感謝の想いを持って頂点を目指す【後編】【野球部訪問】
第1015回 プロ注目右腕や超高校級の遊撃手・土田擁する5季連続県王者の近江など今年の滋賀県はタレント揃い【大会展望・総括コラム】
第1192回 超前向きな世代屈指の遊撃手・土田龍空(近江)。名将も評価するメンタルの強さを武器に躍動を【後編】 【2020年インタビュー】
第1191回 世代屈指の遊撃手・土田龍空(近江)。社会人の練習参加、意識改革で守備のレベルは急上昇【前編】 【2020年インタビュー】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第1133回 「プロは目指していなかった」146キロ右腕・小辻鷹仁(瀬田工)はどのようにしてプロ注目となったのか 【2020年インタビュー】
第1131回 捕手兼投手として、創部4年目のチームを近畿大会に導いた大黒柱・景山透唯(立命館守山)【前編】 【2020年インタビュー】
第31回 「元メジャーリーガー」のポリシーを受け継ぎ 草津リトルシニア(滋賀)が有望株を続々と輩出し続けられる理由【ネクスト球児~中学野球チーム訪問~】
第1124回 最速142キロの野球小僧がスーパー中学生と呼ばれるまで 山田陽翔(大津瀬田ボーイズ)【前編】 【2020年インタビュー】
第256回 2020年に注目したい高校生野手カルテット 来田涼斗(明石商)、西川僚祐(東海大相模)、井上朋也(花咲徳栄)、土田龍空(近江)に要注目!【ドラフト特集コラム】
近江 【高校別データ】

コメントを投稿する

野球部訪問トップに戻る サイトトップに戻る

コラム