<令和7年度 春季近畿地区高等学校野球大会:奈良大付8-1京都共栄(8回コールド)>◇25日◇1回戦◇佐藤薬品スタジアム
奈良大附(奈良2位)が京都共栄(京都)相手に8回コールド勝ち。最速145キロ右腕のエース・杉山 竜之輔投手が5安打無四球1失点と好投した。
奈良県屈指の好投手として知られている杉山だが、直近では調子を落としていたという。それでも投手コーチからゆったり力を抜いて投げるようにと指導を受けたことで復調。「真っすぐのキレが良くて、それで押して抑えることができたので、自分の中では良いピッチングだったと思います」と自身の投球を振り返った。
2回表に適時二塁打を浴びて先制を許したが、「回が進むにつれて調子が上がってきたので良かったです」と3回以降は危なげない投球を見せる。力のあるストレートで投げ込み、無四球と制球力の高さを見せつけた。
杉山は打撃でも活躍。府大会でノーヒットノーランを達成している京都共栄のエース・小林 海翔投手(3年)を前に4回まで無得点に抑えられていたが、5回裏に二死一、二塁で打席が回ると、右前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
これで流れを掴んだ奈良大付は6回裏にも一死満塁と勝ち越しのチャンスを作る。「真っすぐが多くてグイグイ来ていたので、それに負けないように振り抜くことを意識していました」と6番の森央真(3年)が左中間を破る3点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その後も得点を重ね、最終的には8回コールド勝ちを収めた。
今年は奈良県で開催されている近畿大会。奈良県は3校出場したが、前日は天理と奈良が敗れており、最後の砦だった奈良大付が初戦を突破することができた。
試合が終わった時点で準決勝の相手は決まっておらず、「謙虚に投げて、コースを突いて抑えられたらと思います」と杉山は次戦に向けて控えめに意気込んでいた。
次の試合の結果、東洋大姫路と対戦することが決定。全国屈指の強力打線に杉山の投球はどこまで通用するだろうか。
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2025/05/24 08:29
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