2025年春季広島県高校野球大会は10日に準決勝が予定されている。中国地区大会(31日開幕・岡山)への出場枠はたった1。ベスト4のチームがラストスパートをかけて、その枠を奪いにいく。

 準決勝の対戦カードは以下の通り。

広陵盈進

英数学館尾道

 広陵は前人未到の大会4連覇に、あと2勝と迫っている。昨年、大会初の3連覇を達成した「常勝軍団」だが、新チームとなった昨年秋は2回戦敗退と不満な結果に終わっている。この春の連覇達成を弾みにして、夏に向かいたいところだろう。対する盈進は、22年夏の甲子園代表校。昨秋は広島3位で出場した中国大会でも1勝しているだけに、好勝負が期待できそう。

 英数学館尾道は、ともに昨秋は初戦敗退の悔しさから這い上がって、この春4強まで勝ち上がってきた。最速147キロ右腕・プロ注目の、藤本 勇太投手(3年)を擁する英数学館は、初4強入りの勢いに乗り、初の決勝進出も狙う。

▼県大会の組み合わせはこちらから